[小話]ふりかえりの内容をプロジェクト外のメンバーに広めたい

2018.11.13

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サーバーレス開発部の阿部です。

ふりかえりしてますか?ペースや開催の名目はそれぞれあるでしょうが、ふりかえりを全くしていない現場というのも少ないかと思います。今日は私の所属するサーバーレス開発部でのふりかえりについて感じたことについて書いてみたいと思います。

前提

サーバーレス開発部は基本的に受託案件で、長期で継続するものもあれば短期で終わってしまう案件もあります。そのため、お客様や案件の状況など固有のコンテキストをチーム全体で共有できないことがあります。

ふりかえりの意義

ふりかえりの意義は、体験から得られた学びを言語化し、課題に対するアクションを決めることで、次の行動をよりよくしていくフィードバックループを構築することにあります。そうなると必然的に、ふりかえりの単位は案件と参加メンバーが中心となってきます。

受託中心のチームで考えること

ふりかえりが体験からのフィードバックを学びに変えるプロセスである以上、ふりかえりの結果はプロジェクトに参加していない他のメンバーにとってわかりづらいものになります。それは仕方のないことですし、一番の学びは直接プロジェクトに参加したメンバーであれば良いのですが、プロジェクト内だけに限定されてしまうのも勿体無いなあ、と思ってしまうのが人の性というやつです。

「Try」とも「次にやること」とも違うこと

そこで、プロジェクト参加メンバーが得られる直接的な学びとは別に、パターンや抽象化されたナレッジにしていく活動はないものか、と考えています。これから案件始めたりする人などがプロジェクトの中でどこか気をつけて行ける知識にしていくことが目的です。 フィードバックではないので、アクションではなく提案、効果が検証されてないから、あくまで予測だし自己責任だ、という状況までは整理できているんですが、それを表す情報に如何せんハマる名前がありません。なんというかこう、「老婆心」?

見える場所に置くところから

上記の通りまだどういう形であれば広まりやすいのかは整理ついていませんが、見える場所に置くことから始めてみました。ふりかえり内容だけでなくプロジェクトの背景を補足するようなコメントを少し追記するようにしています。