[広告配信サーバ]Revive AdServerを使ってみる
Revive AdServerを使ってみる
この記事では、 EC2にRevive AdServerをインストールしてみました。 環境ができたので、次は実際につかってみます。
動作環境
今回使用した動作環境は以下のとおりです。
- Revive : Version 3.2.1
広告配信をやってみる
ではReviveにログインして広告配信の準備をしましょう。
1.広告主の登録
まずはメニューからインベントリ>広告主を選択し、広告主を登録します。 実際この作業は、広告代理店のような立場の人が行う作業とのことです。
この画面では、広告主の登録や更新をすることができます。 「広告主の追加」をクリックして、各種情報を入力し(とりあえず基本情報だけでOK)、 広告主を登録してください。
2.キャンペーンの登録
広告主を登録したら、次はそれに紐づくキャンペーンを登録します。 広告主一覧画面から「キャンペーンの追加」を選択して、キャンペーンを登録しましょう。 キャンペーンはバナー広告のグループ分けを意味する概念です。バナーのサイズや配置名については自由につけることが可能です。
とりあえず、登録内容はデフォルトのままでかまいません。
3.バナーの登録
広告主にキャンペーンを紐付けたら、そこにバナー(広告)を登録します。 キャンペーン一覧ページから「バナーの追加」をクリックし、バナー情報を入力します。
バナーはいくつかの種類があり、画像(ローカルファイル)/画像(データベース)/テキスト/URL/HTMLを選択することができます。 ここで画像を登録する場合、画像サイズと広告スペースのサイズ(このあと登録する)が一致しないと、関連付けられないので注意してください。
4.Webサイト&ゾーンの登録
バナーの登録後、Webサイトとゾーン作成を行います。 メニューから「Webサイト」を選択して「Webサイトの追加」をクリックします。 今回はEC2上で動くReeviveサーバ自身をWebサイトとして登録しました。
Webサイト一覧で「ゾーンの追加」リンクをクリックして、ゾーンを登録します。 ゾーンとは広告スペース情報のことです。 どんな種類のバナーか、どんなサイズか等の情報を設定します。
5.バナーとゾーンのリンク
ゾーン情報を登録したら、リンク済みバナーのタブをクリックし、広告主とキャンペーンを指定後、その横にある矢印ボタンを押します。 そうすることで、ゾーンとバナーがリンクされ、Webサイト内にバナーを表示することが可能になります。
6.広告コードの埋め込み
Webサイトに広告を貼る広告コードを得るには、このゾーンを表示するコードを取得します。 「広告表示コードの生成」タブをクリックすると、このバナーをはりつけるためのコードが表示されます。 ※バナー呼び出しコードの形式も選択可能
ここで表示されたコードをコピーし、下記のようにWebサーバ上の適当なHTMLに貼り付けました。
<h1>hello Revive AdServer!</h1> <!--/* * * Revive Adserver Asynchronous JS Tag * - Generated with Revive Adserver v3.2.1 * */--> <ins data-revive-zoneid="8" data-revive-id="xxxxxxxxxxx"></ins> <script async src="//<ipアドレス>/revive/www/delivery/asyncjs.php"></script>
7.動作確認
上記HTMLをブラウザで開いてみてください。 登録したバナーが表示されます。 なお、バナー表示後、統計情報も更新されているので確認してみてください。
まとめ
今回はRevive AdServerをつかって、広告配信の流れをやってみました。 基本的には、 ゾーン(広告スペース)にたいしてバナーを紐付け、広告表示コードを生成してコンテンツに埋め込み という流れです。 今回は超基本的な機能を使ってみましたが、まだいろいろな機能をもっているので、見てみたいと思います。