RHEL 7 の EOL 経過後の対応について
困っていた内容
RHEL 7 の EOL が迫ってきておりますが、EOL 経過後 RHEL 7 で起動しているインスタンスはどうなるのでしょうか。
また、AWS 上での延長ライフサイクルサポート (ELS) について教えてください。
どう対応すればいいの?
RHEL 7 のサポート期限は RedHat 社の発表では 2024年6月30日までとなっております。 それに伴い ELS の提供も発表されておりますが、AWS では提供の有無がまだ未定の状態です。
RHEL 6 の場合は ELS 付きの AMI が用意され、その AMI からインスタンスを構築しなおすことで適用可能でしたが、RHEL 7 でも同じ対応となるかは不明であり、もし ELS の提供がない場合は Red Hat 社からのバグや脆弱性修正に関するサポートが終了することになります。
そのため、RHEL 8へインプレースアップグレードも視野にご検討いただくことがよろしいかと思います。 インプレースアップグレードの手順につきましては、以下の RedHat 社のページを確認ください。
RHEL 7 から RHEL 8 へのアップグレード Red Hat Enterprise Linux 8 | Red Hat Customer Portal https://access.redhat.com/documentation/ja-jp/red_hat_enterprise_linux/8/html-single/upgrading_from_rhel_7_to_rhel_8/index
また、EOL 後も現在のインスタンスが使用不可になるということは無く、現状と同様の利用は可能な見込みです。 しかしながら、セキュリティは不安を抱えたままとなりますので、なんらかの対応は必要になるものと認識しています。
RHEL 7 にて ELS に対応する場合には、以下 AWS の FAQ や最新情報のサイト、AWS ブログ等で案内されるものと思われますので、こちらも定期的にチェックされることをお勧めいたします。
Red Hat よくある質問
https://aws.amazon.com/jp/partners/redhat/faqs/
AWS の最新情報 – クラウドイノベーション & ニュース
https://aws.amazon.com/jp/new/?whats-new-content-all.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&whats-new-content-all.sort-order=desc&awsf.whats-new-categories=*all
Amazon Web Services ブログ
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/