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こんにちは、望月です。
気がついたら Rocky Linux の AMI が公開されていたので触ってみました。
Rocky Linux は 以前紹介した AlmaLinux と同じく CentOS が従来の CentOS Linux から CentOS Stream へシフトすることを発表したことから生まれた Red Hat Enterprise Linux 互換の OS となります。
これまで CentOS Linux 使ってたけど、今後どうしようという方はぜひ検討してみてください。
起動してみた
インスタンス作成時に「Rocky Linux」で検索することで、マーケットプレイスに「Rocky Linux 8」が表示されるので、そちらを選択しインスタンスを作成することで Rocky Linux を利用することができます。
オフィシャルのほかにもベンダーがサポート込みで提供しているものもあるので選択する際は注意しましょう。
また、AMI ID も公開されているのでそちらで検索して利用することもできます。
現在はサイトの Issue に上がっている状態ですが、今後サイトにも反映されるかと思います。
Add link to official AMI on Downloads page · Issue #172 · rocky-linux/rockylinux.org
インスタンス作成後、ログインして簡単に確認してみました。
現在提供されている Rocky Linux は 8.4 となります。
デフォルトユーザーは rocky
となるため、ログインする際はご注意ください。
[rocky@ip-10-0-0-185 ~]$ cat /etc/system-release
Rocky Linux release 8.4 (Green Obsidian)
kernel のバージョンは 4.18 になります。
[rocky@ip-10-0-0-185 ~]$ uname -srv
Linux 4.18.0-305.3.1.el8_4.x86_64 #1 SMP Thu Jun 17 07:52:48 UTC 2021
AlmaLinux と同じく最初から ssm-agent がインストールされているので、セッションマネージャーでのログインも簡単に行うことができます。
[rocky@ip-10-0-0-185 ~]$ rpm -qi amazon-ssm-agent
Name : amazon-ssm-agent
Version : 3.0.1181.0
Release : 1
Architecture: x86_64
Install Date: Mon 21 Jun 2021 12:48:10 AM UTC
Group : Amazon/Tools
Size : 113244465
License : Apache License, Version 2.0
Signature : RSA/SHA1, Fri 07 May 2021 10:10:24 PM UTC, Key ID 54f4f56e693eca21
Source RPM : amazon-ssm-agent-3.0.1181.0-1.src.rpm
Build Date : Fri 07 May 2021 09:52:48 PM UTC
Build Host : ec2-ssm-agent-builder-25001.iad12.corp.amazon.com
Relocations : (not relocatable)
Packager : Amazon.com, Inc. <http://aws.amazon.com>
Vendor : Amazon.com
URL : http://docs.aws.amazon.com/ssm/latest/APIReference/Welcome.html
Summary : Manage EC2 Instances using SSM APIs
Description :
This package provides Amazon SSM Agent for managing EC2 Instances using SSM APIs
サポート期限について
AlmaLinux OS 8 では 2029 年までのサポートされると記載がありましたが Rocky Linux 8 についてはサポート期限の記載が見当たりませんでした。
おそらく 2029 年までサポートはされるかと思いますがサポート期限の記載が見つけたら私にも教えて下さい。
Rocky Train
とここまで AlmaLinux の記事とほぼ変わらない内容だったので、なにかやるかという気持ちになり Rocky Linux で sl
コマンドを使えるようにしてみました。
sl
コマンドは EPEL リポジトリにてインストールすることができるため、リポジトリを追加して、コマンドをインストールします。
$ sudo yum install epel-release
$ sudo yum install sl
$ sl
無事 Rocky Linux で SL を走らせることができました。
まとめ
AlmaLinux も Rocky Linux も Red Hat Enterprise Linux クローンとなるため、基本的に OS 周りでの違いはほぼないかと思います。
そのため、どちらを利用するかは更新スピードなどサポート周りで検討するのもよいかと思います。