【レポート】AWSで臨床アプリケーションを実行する(DEM115) #reinvent 2019

re:Invent 2019 のセッション Running clinical applications on AWS(DEM115)のセッションスライドから読み取った電子カルテを中心とした医療現場におけるクラウドの活用についてご紹介します。
2019.12.31

こんにちは、札幌在住 AWS 事業本部 オペレーション部(通称オペ部)の池田です。
今回は re:Invent 2019 のセッション Running clinical applications on AWS(DEM115)のセッションスライドから読み取った内容についてご紹介します。

セッションについて

  • タイトル
    • Running clinical applications on AWS(DEM115)
  • 発表者
    • Navneet Srivastava, Sr. Solutions Architect GLS, Amazon Web Services

概要

Healthcare providers are shifting clinical systems onto AWS to improve security, reduce costs, and take a more digitally enhanced approach to innovating for their patients. In this talk, learn how clinical systems, such as those that hold electronic health records, are being run on the AWS Cloud.

公開資料はこちらにあります。残念ながらセッション動画は公開されていないようです。

アジェンダ

  • Clinical applications landscape
  • Electronic medical records
  • Interoperability
  • Intelligence
  • Home healthcare

Clinical applications landscape

医療の現場には EMR(Electronic medical records) : 電子カルテ を中心に様々な要素が存在

Electronic medical records

  • EMR(Electronic medical records)とは
    • 従来の紙ベースの医療記録のデジタル版
    • 薬の処方と注文
    • 患者は、自分の医療情報の電子コピーをすばやく簡単に入手できる
    • さまざまなシステムと統合して、複数のソースから患者情報と受診履歴を取得
  • EMR の課題
    • データのあり方、様式(Data modality)
    • さまざまなシステムおよびアプリケーションとの統合
    • 技術知識の積み上げ(Technology stack)
    • 下流工程における利用シーンでのデータ統合と変換
    • メンテナンス
    • 展開
    • スケーラビリティとパフォーマンス

  • EMR における革新
    • 認知および会話型AI
    • 大規模な状態を予測するための機械学習と深層学習
    • 自然言語の理解
    • 医師のワークフローの最適化
    • Precision medicines(患者の個人レベルで最適な治療方法を分析・選択し、それを施すこと : Wikipediaより)
    • デバイスと在宅医療
  • AWS を用いて実現できる革新
    • (オンプレミスからの)移行 : リフトアンドシフト、階層化と近代化
    • DevOps の展開と最適化
    • スケールの管理
    • データベースオプションによる Data modality の同調
    • 近代化
    • イノベーション

Interoperability and Intelligence

FHIR server(Fast Healthcare Interoperability Resources): データ形式と要素を記述する標準であり、電子健康記録を交換するためのアプリケーションプログラミングインターフェイス(Wikipediaより)

  • Driving intelligence
    • 情報の収集
    • 情報の蓄積
    • 処理、分析
    • 消費(利用)する : CONSUME

Home healthcare

在宅医療と機器

  • 遠隔地にいる患者のモニタリング
  • 処方箋の配達
  • 患者の(ベッドからの)落下を警告するコンピュータービジョン : patient fall
  • (処方された薬の)適切な服用

セキュリティ

  • Security is job zero
    • 使い慣れた物理セキュリティモデル
    • 専門家による検証と推進
    • 全ての患者(顧客)に対するメリット
  • 責任共有モデルの採用

まとめ

本セッションは EMR(Electronic medical records : 電子カルテ)を中心とした医療環境、在宅医療を取り巻く現状と、AWS を利用することでどう変化しているかについて非常にシンプルかつわかりやすく整理された内容でした。幸いにもあまり病院のお世話になる機会が少ないもので医療現場の裏側で IT 技術やクラウド技術がどのように利用されているのかを考えることもほとんどなかったので、我々の健康を支える(いざという時に救ってくれる)医療現場について思考を巡らせる良いきっかけになりました。そういえば従兄弟に医療関係者がいるので今度会った時に色々と話を聞いてみようと思います。