どたんばSAP合格先生 俺みたいになるな!!~SAP合格したけどもっと余裕を持ちたかった話~
今回は私が先日取得したSAPについてのお話をしたいと思います。勉強法を紹介しているブログはいくつも存在するので、後々思い返してみたらここがよかったんじゃないか?というお話を少ししながら合格体験記を残したいと思います。
AWS認定資格について
AWS認定資格は、AWSに関しての専門知識やスキルを有していることを証明するAmazonの公式認定資格です。 クラウドのスキルを身に着ける方法の一つであり、資格取得によって知識を証明することもできます。
AWS認定資格は現在12種類用意されていていてそれぞれ対象とする分野が異なるものです。 今回私が取った認定資格はAWS Certified Solutions Architect - Professional(SAP)というものでSolutions Architect – Associate(SAA)の上位資格になっています。ちなみに問題文の量が半端なく多くて試験時間は3時間あります。
私のレベル感
SAAまでは一応取っていたんですが、SAAを取得したのはクラスメソッドにジョインする前の話だったので細かいところは忘れてしまっていました。
私のレベル感はといえば、AWSを業務で使うようになってから約半年ほどでよく使うサービスと概要しかわからないようなサービスが混在しているような状況でした。
とりあえず「SAPを6月末までに取得します!」と周りに宣言してしまったから勉強しなくては!という形でかなりだらだら勉強していました。
勉強方法(時系列)
~5月末
周りにSAPを6月中に取得したいと宣言&だらだら勉強
本当に参考書の流し読み程度しかしていませんでした。参考書を読みながらSAPって文章量多いな~。なんてのんきに考えていました。
使っていた参考書はAWS認定ソリューションアーキテクト‐プロフェッショナル: 試験特性から導き出した演習問題と詳細解説です。 この本を紹介したブログがあるのでこちらもどうぞ。
SAPの試験はとにかく問題文の量が多いです。kindle版だと解説ページまでページを行き来するのがかなり大変なので個人的には単行本がおすすめです。
6月あたま
試験予約をする(試験日の決定)
気が付けばもう6月に入ろうとしている・・ということで焦りだして本腰を入れて勉強を始めました。
このままずるずると試験日を伸ばしたくなかったので、先に試験予約をしました。
この時点で試験日まで1週間ちょっとで今考えればかなり自信過剰なスケジュールでした。(笑)
ちなみにこの後自信を喪失して試験日を伸ばすことになります。
試験日2~1週間前
試験日を1週間延ばす
本腰を入れるのがとにかく遅かったため、参考書章末にある練習問題を解いて絶望します。
これじゃ間に合わん!!となって一週間試験日を伸ばしました。
これは確実に参考にしてはいけないところです。次回からは余裕をもって勉強をしようと心に決めました。
参考書を繰り返し解く
先ほど紹介した参考書ですが、4章からはすべて問題形式になっています。
4章から8章までをひたすら説く&解説を読み込むをやっていました。
何度かやっていくと答えを覚えてしまうので、後半はなぜこの選択肢が除外されるかを説明しながら問題を解いていくという形で問題を解きまくりました。
Udemy
このころになると、自分のできなさに絶望して、いろんなものに手を出そうとしました。 とにかく問題を解けば力になるんではないかという気持ちからUdemyの問題集をやりました。
Udemyは問題数を解くには非常に有効だとと思いますが、時間がなかったので解説を読み込めませんでした。
またUdemyの問題集は本番試験と同じ分量のものが5回分用意されています。
当たり前ですが1回分3時間+解説読み込みの時間がかかるので、 時間がある方にはおすすめです!
しかし、ご存じの通り私には時間がありませんでした。泣く泣くUdemyは2回分だけやって諦めました。
試験日3日前
周りの人からのアドバイスをもらう
なかなか思った通りの正答率をとれなくなり周りの人に弱音を吐き始めました。
ただ周りには資格試験経験者の先輩方がたくさんいたので、こんな風に乗り切るといいよとのアドバイスをたくさんいただきました。(この時に経験者の声の重要性に気づき合格したらブログ書こう!!と第二の目標を立てました。)本当に環境に感謝です。
試験日前日
AWSデジタルトレーニング
前日にAWSのデジタルトレーニング試験対策: AWS Certified Solutions Architect - Professionalを受けました。
これは、非常におすすめです。SAPを受けるなら必ず一回は受講しておくことをお勧めします。
4時間ほどのコースですが再生速度を変更して見ることができるので、得意な分野は1.5倍速で見るなどして見ていました。
AWSのベストプラクティスの考え方を非常に分かりやすく説明してくれています。おかげで理解力が格段に上がりました。
謎の自信に満ち溢れる
ここまでくると謎の自信が出てきました。正答率はそこまでよくないままなのになぜか「受かる気がしてきた!!」と思い始めました。
完全にランナーズハイのような状況に陥っていて、問題を解くのが楽しくなってきていました。
試験当日
公式練習問題
この日試験は午後からを予定していたので、午前中にAWS公式が出している練習問題を受けました。問題数は本番より少ない20問ですが、最後に自身の力試しにはもってこいだなと思い受けてみました。
しかし結果は40%しか取れず、試験数時間前にして先ほどまであった自信はすっかり消え失せました。
ただここで焦っても仕方ないと、半分悟りを開いたような状態でしっかり問題の見直しと回答の読み込みをしました。
参考書を見直す
残りの試験までの時間はすかっり回答まで覚えてしまった参考書の章末問題を見直しました。
試験中~結果発表
少し緊張しながら試験を受け始めました。 時間配分に気を付けてはいたんですが本番になると「問題文のどこに回答のヒントが隠されているか分からない」という気持ちからか、練習の時よりも時間がかかりました。
何とか解き終えることはできましたが、見直しに残された時間は20分ほどでした。
少し気になる問題にはチェックを付けていましたが、それとは別にもう少し考えこみたい問題の番号を最初に渡されるメモ用紙に書き込んでいたので、そこだけ見直しをすることにしました。
最初は長いと感じていた試験時間も短い。。と焦るくらいあっという間に終わりました。手ごたえはあまりありませんでしたが、「全く分からないという問題がなかっただけでもよく頑張った。」と自分を慰めながら結果のボタンを押しました。
合格
見た時の感想は「え??、本当ですか??」以外にはありませんでした。
というか今でも半分くらい信じられません。
こうして私はSAPになんとか合格しました。
後から考えたらここがよかった話
今考えれば私がSAPに一発合格できたのは周りを巻き込みながら勉強ができたことが大きいような気がします。
- 「6月中にSAPをとります。」と宣言したこと(期限の設定と宣言)
- 弱音を吐いてアドバイスをもらえたこと(周りへの相談)
これは資格試験に限らず色々な場面で有効な手段だと考えています。
今回のような、期限のない目標達成にはどこかで区切りをつけておくことも重要になってきます。
「いつまでに」と具体的な目標を立てて周りに宣言することで、自信を追い込み奮い立たせるきっかけになりました。
一人で目標を達成することには限界があります。周りに相談してみたり、時には弱音を吐いてみることがアドバイスをもらえるきっかけになるかもしれません。
また、「こんなことをやっていて、こんなことに困っています。」と周囲に共有することは、同じ目標を持つ人や、取り組みに興味を持ってくれる人と知り合える一つの手段になります。
今回のSAP取得を通して得たものはとても大きかったような気がしています。
ここで学んだことは先々の目標達成に大きく役立てていこうと考えています。(今後の資格取得は余裕をもって挑んでいきたいです!)
SAPをとってよかった事と今後
AWSに限らずですが、資格試験は自身の知識の証明としてだけではなく学びのきっかけになると感じています。
AWSの知識の習得には、まずはとにかく触ってみることが一番大切だと感じています。
資格の勉強を通して「このサービスを触ってみたいな」というような興味のきっかけにもなるので、AWS初心者の方や使い始めたばかりの方こそ認定資格を取るために勉強して欲しいと個人的には思っています。
これからは、来年の7月7日には12冠達成ブログを書くことを目標に頑張っていくつもりです!(しっかり宣言しておきます。)