[レポートまとめ] Serverless Meetup Fukuoka #2 に参加してきました #serverlessfukuoka

2018.08.28

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はじめに

こんにちは

モバイルアプリサービス部・サーバーレス開発部の田中孝明です。

8/22(水)に 株式会社 Fusic 様のイベントスペースで Serverless Meetup Fukuoka #2 が開催されました。

当ブログはセッションのまとめになります。

Serverless Meetupとそのスコープについて

Serverless Meetupは全世界の約120箇所で運営されているServerless Architectureやその周辺技術に関するITコミュニティであり、その数は今も増え続けています。

※それぞれのグループはそれぞれ地元のメンバーで構成されており、世界的にコブランディングを行うムーブメントに広がっています。

どのグループも毎月のように「ベンダーニュートラル」に「アプリ開発者/プラットフォーマー/フレームワーク作者」などが知見を共有し合っています。

IoTをServerless風にテストしたい!

株式会社Fusic 毛利 啓太 さん

IoTのデータロストは取り戻しが効かない。そのためにサーバーレスな構成を取り入れている(大規模じゃないとじゃないと死ぬ) デバイスからのデータに関しては、時系列で送られてくることに意味がある。 そのため、デバイスを使ったテストを行う必要が出て切るが、実デバイスを用意するのは手間がかかる。 デバイスのFunction as a Service的なのが欲しい。(欲しい時に欲しい台数を確保)

それらを実現させるサービス mockmock について、どのようにサービスを構築し、サーバーレスを実現されたかを、実際に構築された画面を見ながら説明いただきました。

Serverless Framework Production Deploy

株式会社Fusic 清家 史郎 さん

資料は公開され次第貼り付けいたします。

サーバーレスアプリケーションを構築する際、CloudFormationより容易に使えるツールの一つとして Serverless framework について、デプロイするまでの手順を記していただきました。

インフラをコードで管理(Infrastaructure as code)することもでき、deploy時のオプションを指定で開発環境、本番環境のStage切り替えもできることや、pluginの開発が活発なのも、 Serverless framework を使うメリットと説明されました。

サーバーレスの常識を覆すAzure Durable Functionsを使い倒す

株式会社オルターブース 松村 優大 さん

Function as a Serviceはステートレスに処理を書くことが原則とされているが、 Azure Durable Functions はサーバーレス環境において、ステートフルで関数を記述できる。

これによって「関数チェーン」やファンアウト/ファンインと呼ばれる「複数の関数を並列に実行し、完了するまで待機する処理」や、長時間実行する関数の状態を取得するAPIを後悔する「非同期のHTTP API」などを、一つの関数で行える。

「上司承認フロー(係長→課長→部長)」を Azure Durable Functions で実行されていることをデモとしてやっていただき、非常に理解しやすかったです。

サーバーレスで作るスマホアプリバックエンド

株式会社オルターブース 加藤 司 さん

以下のプロダクトについて説明されました。

Mobile Apps が、iOS / Android向けのモバイルアプリケーションを作成する時のバックエンドサービスについて、オフライン同期のサポートや Azure Notification Hubs と連携したPush通知、監視サービス Application Insights なども活用して、ログ監視も簡略化できることなど、モバイルのバックエンドを構築する際も強力なツールが用意されていることを説明いただきました。

LT

Serverlessとe2eテスト

サーバーレスアーキテクチャにおけるe2eテストについて、話してきました。

Microsoft AzureでのServerless活用術

Azure Event Grid について、デモを交えて話されていました。

ALISのサーバーサイドアーキテクチャをのぞいてみる!

仮想通貨ALISを使った、ブロックチェーン技術とサーバーレスアーキテクチャの親和性を話されていました。

CloudFormation(AWS)で実現させる快適環境構築ライフ!

資料は公開され次第貼り付けいたします。

AWS CloudFormation を使って、環境を構築することで、コードで設定を管理できることを話されていました。

懇親会

Food&Drinkスポンサーを 株式会社 Fusic 様が引き受けていただいたため、セッション中はアルコール類、ピザ、軽食が振舞われました。ありがとうございます!

まとめ

前回の Serverless Meetup Fukuoka #1 の開催から一年が経過し、サーバーレスを取り巻く状況も変化しつつある中で、それぞれのサービスの話を聞くことが出来たのは貴重な経験でした。

次回は1年後ではなく、近々開催されるとのことでしたので、僕も発表できるネタを用意しつつ臨みたいと思います。