
1ヶ月で情報セキュリティマネジメント試験に一発合格した勉強法
はじめに
クラスメソッドのアカウントチームに所属しているkontaです。
以前、IT未経験からAWS資格3冠を達成した記事を書きましたが、今回はIPA試験に挑戦した話です。
実は前職でITパスポートを取得していたので、その次のステップとして情報セキュリティマネジメント試験に挑戦しました。結果、勉強期間1ヶ月で一発合格できたので、使った教材や勉強法を共有します。
情報セキュリティマネジメント試験とは
情報セキュリティマネジメント試験(SG)は、IPAが実施する国家試験で、組織の情報セキュリティ確保に貢献するための基本的なスキルを認定する試験です。
ポイントをざっくりまとめると、
- 受験資格は特になし、誰でも受けられる
- 試験時間は120分、60問(科目A:48問、科目B:12問)
- 1000点満点中600点以上で合格
- 受験料は7,500円(税込)
- CBT方式で年間を通じて随時受験可能
ITパスポートからのステップアップにちょうど良い位置づけの試験で、エンジニアに限らず営業・企画・総務など幅広い部門の人が対象になっています。自分の都合に合わせて試験日を選べるので、忙しい社会人にも受けやすいのがありがたかったです。
使った教材・ツール
今回の勉強で使ったのは以下の4つです。
- 情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント テキスト 2026年版

メインの参考書です。AWS試験は参考書なしでも対策できましたが、IPA試験は参考書でしっかりインプットしてから問題を解き始めた方が効率が良いと感じました。
名前の通り出るところだけがまとまっているので、効率的にインプットできます。科目Bの対策方法も記載されていて、科目A・B両方をこの1冊でカバーできるのがありがたかったです。
- 情報処理教科書 出るとこだけ!情報セキュリティマネジメント 予想+過去問題集 2026年版

正直、過去問道場と内容が被っている部分も多いのですが、予想問題がやりたくて購入しました。
過去問道場だけだと問題を暗記してしまい、本当に理解できているのか不安だったのと、過去問道場の掲示板に「見たことない問題が結構出た」という経験談があって不安になったのもあります。
結果的にこれは正解でした。過去問道場には出てこない用語や問題も取り扱っていて、このテキストと問題集をやっていたおかげで本番でも焦らずに解答できました。
3. 情報セキュリティマネジメント試験ドットコム(過去問道場)
情報セキュリティマネジメント試験ドットコムの過去問道場です。無料で過去問を解けるWeb問題集で、登録者数83,000人を超える定番サイトです。
過去問道場の活用法としては令和7年度~平成28年春期までの過去問と公開問題、サンプル問題を2~3周しました。
その他に予想問題1~13もありますが予想問題に関しては本番の試験よりレベルが高すぎると感じる問題も多いので、少し手をつけた程度でほとんどやりませんでした。
実際、試験では予想問題をやっていなくても合格できたので、より効率的に勉強したい方は予想問題には手を付けなくても問題ないと思います。ただし、より高い点数を目指したい方や知識を深めたい方はやって損はないと思います。
4. Claude(AI)
前回のAWS資格の勉強と同じように、苦手な用語や理解が怪しいところはAIに質問して勉強しました。参考書を読む → 問題を解く → 分からなければAIに聞く、というサイクルが一番効率良かったと思います。
今回はClaudeのスタイル機能にある「学習」モードを使ってみました。いきなり答えを教えるのではなく、理解度を確認しながら考えさせてくれるので、暗記ではなくしっかり理解するのに役立ちました。
例えば、頻出問題のデジタル署名の仕組みがよく分からないと質問してみると、こんな感じでただ解説するだけではなく対話しながら教えてくれます。


通常のスタイルだと答えがそのまま返ってきますが、学習モードだとこのように自分で考えさせてくれるので記憶にも残りやすかったです。
勉強方法と1ヶ月のスケジュール感
勉強時間は平日1時間、休日3〜4時間くらいでした。トータルで約50〜60時間ほどだと思います。
ざっくりしたスケジュールとしては、最初の2週間でテキストを2周読んでインプット、並行して過去問道場も少しずつ解き始め、次の1週間で過去問道場と問題集を中心にアウトプット、最後の1週間で科目Bの長文対策に取りかかる、という流れでした。
科目A対策
まず「出るとこだけ!」テキストを2周読みました。加えて、寝る前の少し空いた時間で苦手分野を読み直したりもしていました。
テキストでインプットした後は、過去問道場や参考書付属の予想問題などを2~3周しアウトプットしました。
また、IPAが公開している令和7〜5年度の公開問題とサンプル問題は必ずやった方がいいと思います。直近の問題の雰囲気を掴めました。
科目B対策
科目Bは情報セキュリティマネジメントの基礎知識がしっかり身についていれば、あとは国語の長文問題のようなものです。
科目Aの勉強で知識をつけた上で、長文を時間内に読み解く練習として公開問題や過去問を1〜2周すれば問題ないと思いました。
科目Aは繰り返し解いて知識を定着させるのが大事ですが、科目Bは暗記ではないので、同じ問題を何周もするよりも多くの種類の問題に触れて実践的に練習する方が効果的だと思います。
解き方のコツとしては、長文を最初から読むのではなく、先に選択肢を読むようにしていました。選択肢から「何を求められているか」を把握してから本文を読むことで、注目すべきポイントがわかり、読まなくていい部分をスキップできるので時間の節約にもなります。
勉強のポイント
- IPA試験は参考書でのインプットが大事:AWS試験と違い、まず参考書で体系的に知識を入れてから問題演習に入った方が効率的
- 過去問道場だけに頼りすぎない:繰り返すと暗記になりがち。テキストや問題集も併用して理解を深める
- 苦手分野はAIを活用:分からない用語や概念はAIに聞いて理解を補う
- 過去問道場の予想問題は無理にやらなくてOK:難易度が高めなので、過去問と参考書の問題を確実に解ける方が重要
実際に受けてみた感想
試験時間は120分ですが、30分ほど余りました。時間に余裕があったので、見直しの時間も十分に取れました。
やはり過去問道場だけでは出てこない用語も結構ありました。ただ、「出るとこだけ!」のテキストと問題集をやっていたおかげで焦ることはなかったです。ここは問題集を購入しておいて良かったと思ったポイントです。
分からない問題もありましたが、上記の教材をしっかりと理解できていれば合格点には達する印象です。
ちなみに、科目Bが苦手な人は先に科目Bから解いて、その後に科目Aに取りかかるのもありだと思います。
科目Bは長文を読む集中力が必要なので、頭がフレッシュなうちに取り組んだ方が良いかもしれません。
まとめ
1ヶ月という短い勉強期間でしたが、以下の流れで効率よく一発合格できました。
- 「出るとこだけ!」テキストでインプット(2周)
- 過去問道場で過去問を繰り返す(3周)
- 問題集で過去問道場にない問題にも触れる
- 分からないところはAIに聞いて理解を深める
- IPAの公開問題・サンプル問題で本番の雰囲気を掴む
AWS資格とは勉強法が少し異なり、IPA試験は参考書でのインプットが重要だと感じました。これから受験する方の参考になれば嬉しいです。






