GitHub Copilot でできること

GitHub Copilot でできること

2026.04.19

製造ビジネステクノロジー部の小林です。
チームで GitHub Copilot が導入されることになった。でも、自分はこれまで一度も使ったことがない...!

この記事では、GitHub Copilot の「そもそも何ができるの?」という基本から、実際の使い始め方、そして 2026 年時点の最新機能までをまとめました。

GitHub Copilot とは?

GitHub Copilot は、GitHub が提供する AI コーディング支援プラットフォームです。エディタでコードを書いていると、次に書くべきコードをリアルタイムに提案してくれたり、チャットで相談に乗ってくれたりします。

もともとは「コード補完ツール」としてスタートしましたが、2026 年現在では以下のように機能が大幅に拡張されています。

  • コード補完(Inline Suggestions):入力中にリアルタイムでコードを提案
  • Copilot Chat:エディタ内で AI とチャット形式でやり取り(デバッグ相談、コード説明、テスト生成など)
  • Agent モード:タスクを渡すと Copilot が複数ファイルにまたがる変更を自律的に提案
  • Coding Agent:Issue をアサインするだけで、コード修正 → テスト → プルリクエスト作成まで自動実行
  • Copilot CLI:ターミナル上で動作するコーディングエージェント(2026 年 2 月に GA)

https://docs.github.com/ja/copilot/get-started/what-is-github-copilot

料金プラン

GitHub Copilot には 2026 年 3 月時点で 6 つのプランがあります。

https://docs.github.com/ja/copilot/get-started/plans

料金とプレミアムリクエスト

プラン 月額 主な対象 プレミアムリクエスト
Free 無料 誰でも 50 回/月
Student 無料 学生 300 回/月
Pro $10/月(年払い $100/年) 個人開発者 300 回/月
Pro+ $39/月(年払い $390/年) パワーユーザー 1,500 回/月
Business $19/ユーザー/月 チーム・組織 300 回/ユーザー/月
Enterprise $39/ユーザー/月 大企業 1,000 回/ユーザー/月

https://docs.github.com/ja/billing/concepts/product-billing/github-copilots

プレミアムリクエストとは?

基本的なコード補完やチャットは(有料プランなら)無制限に使えます。しかし、高性能な AI モデル(GPT-5.4、Claude Opus 4.6 など)の利用や、Agent モード・Coding Agent の実行には「プレミアムリクエスト」という枠が消費されます。

各プランに月間の割当量があり、超過した場合は追加購入も可能です($0.04/リクエスト、Business/Enterprise のみ)。まずは標準モデルで使い始め、必要に応じてプレミアムモデルを試すのがおすすめです。

https://docs.github.com/ja/copilot/concepts/billing/premium-request-management
https://docs.github.com/ja/copilot/concepts/billing/copilot-requests

GitHub Copilot の主要機能

日常的に使うことになる主要機能を整理してみました。
https://docs.github.com/ja/copilot/get-started/features

コード補完

何ができる?
コードを入力している最中に、続きのコードをリアルタイムでグレー表示で提案してくれます。関数の実装、繰り返し処理、条件分岐などを補完します。

何が嬉しい?
定型的なコードを書く時間が短縮されます。想定される記述を先回りして提示してくれます。

どう使う?

  • コードを書き始めると自動で提案が出る
  • Tab で採用、Esc で却下
  • Alt+] / Alt+[ で複数候補を切り替え
  • 関数の上にコメントで意図を書くと、提案精度が大幅に上がる

コード補完が表示されている VS Code の画面
public static まで記載すると後続のソースを提案してくれました。
スクリーンショット 2026-03-25 20.45.54

https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/get-code-suggestions/get-ide-code-suggestions

Copilot Chat

何ができる?
IDE のサイドパネルで Copilot と対話できる機能です。単なるチャットではなく、3 つのモードを切り替えて使用できます。

モード 役割 ファイル変更
Ask 質問に回答する。コードの説明、デバッグ相談、API の使い方など しない
Agent タスクを渡すと、ファイルの作成・編集・ターミナル実行まで自律的にやってくれる する
Plan 実装の前に調査・計画を立てる。いきなりコードを書かせたくないときに しない

Chat パネル下部のモード切替(Ask / Agent / Plan)で選択できます。

何が嬉しい?

  • Ask モード
    • 検索エンジンで調べる → 記事を読む → 自分のコードに適用する、というサイクルが「Chat に聞く → 回答をそのまま使う」に短縮されます。プロジェクトのコンテキストを理解しているので、一般的な検索よりピンポイントな回答が返ってきます。
  • Agent モード
    • Ask が「質問に答えてくれる」のに対し、Agent は「実際に手を動かしてくれる」存在です。「React のログイン画面を作って」のような中規模タスクを丸投げでき、変更の差分を確認した上で採用/却下を選べます。
  • Plan モード
    • 大きなタスクでいきなり Agent に書かせると方向がずれることがあります。Plan で先に計画を立ててもらい、合意してから Agent に切り替えると精度が上がります。

どう使う?

  • Ctrl+Shift+I(Mac: Cmd+Shift+I)で Chat パネルを開く
  • パネル下部でモード(Ask / Agent / Plan)を選択
  • 自然言語で質問や指示を入力
  • @workspace を付けるとプロジェクト全体を考慮した回答になる
  • スラッシュコマンド(/explain/tests/fix など)でよく使う操作を素早く呼び出せる

Agent モードで「バックエンドに Jest の UT テストを実装して」と指示し、ファイルが生成されている画面
スクリーンショット 2026-03-25 23.11.15
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https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/chat-with-copilot/chat-in-github

Coding Agent

何ができる?
GitHub 上の Issue を Copilot にアサインするだけで、クラウド上の開発環境でコードの分析 → 実装 → テスト実行 → セキュリティスキャン → プルリクエスト作成まですべて自動で行います。完了後にレビュー依頼が届くため、人間はレビューしてマージするだけです。

何が嬉しい?
開発者が IDE を開く必要すらなく、バックグラウンドでタスクが進行します。定型的な修正やドキュメント更新などの「やるべきだけど後回しにしがちなタスク」を、Issue に書いて Copilot に渡すだけで片付けられます。

どう使う?

  • GitHub Issues で担当者に Copilot を選択
  • 追加の指示やベースブランチを必要に応じて設定
  • 完了通知を待ち、プルリクエストをレビュー → マージ

私の GitHub アカウントでは、Organization のポリシーで Copilot Cloud Agent が無効化されていたため、動作確認ができませんでした...!(Organization に申請して今度検証してみます)

https://docs.github.com/ja/copilot/concepts/agents/coding-agent/about-coding-agent

Copilot コードレビュー

何ができる?
Pull Request に対して Copilot がコードレビューを行い、バグの可能性、パフォーマンスの問題、セキュリティリスクなどをコメントで指摘します。

何が嬉しい?
人間のレビュアーに依頼する前のファーストレビューとして活用でき、問題を事前にキャッチできます。レビュアーの負担軽減にもつながります。

どう使う?

  • プルリクエストのレビュアーに Copilot を追加する
  • 自動レビューを設定すれば、プルリクエストが作成されるたびに自動でレビューが走る

Copilot がプルリクエストにレビューコメントを付けている画面
スクリーンショット 2026-04-19 12.35.22

こちらの記事に詳細を書いています。
https://dev.classmethod.jp/articles/shoma-tried-using-copilot-code-review/

Copilot CLI

何ができる?
ターミナル上で動作するコーディングエージェントです。プロンプトを入力すると、コードの分析、編集、テスト実行、さらには Coding Agent へのバックグラウンド委任まで行えます。2026 年 2 月に全有料プランで GA になりました。

何が嬉しい?
IDE を開かずにターミナルだけで開発タスクを完結できます。スクリプトの修正、設定ファイルの生成、CI の問題調査など、CLI で作業することが多い開発者にとって強力なツールです。

どう使う?

  • Copilot CLI をインストール
  • ターミナルでcopilotを入力して CLI を起動
  • プロンプトを入力してタスクを依頼
  • Shift+Tab でプランモード(実行前に計画を確認)

Copilot CLI を起動した画面
スクリーンショット 2026-04-19 12.37.46
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https://docs.github.com/ja/copilot/concepts/agents/copilot-cli/about-copilot-cli
https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/copilot-cli/cli-getting-started

プルリクエストサマリー自動生成

何ができる?
Pull Request を作成する際に、変更内容の要約を Copilot が自動生成します。

何が嬉しい?
プルリクエストの説明文を書く手間が省け、レビュアーが変更内容を素早く把握できるようになります。

どう使う?

プルリクエスト 作成画面で Copilot のサマリー生成ボタンをクリック
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サマリーが英語で生成されました。
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https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/use-copilot-for-common-tasks/create-a-プルリクエスト-summary

選べる AI モデル

GitHub Copilot では複数の AI モデルを切り替えて使えるようになっています。
どのモデルが使えるかはプランによって異なり、一部のモデル利用にはプレミアムリクエストが消費されます。
スクリーンショット 2026-04-19 12.33.40

https://docs.github.com/ja/copilot/reference/ai-models/supported-models

.github/copilot-instructions.md を活用する

リポジトリのルートに .github/copilot-instructions.md を配置すると、プロジェクト固有のルール(コーディング規約、使用ライブラリ、禁止パターンなど)を Copilot に教えられます。コード補完、Chat、Agent モード、Coding Agent のすべてがこの指示を参照するため、チーム全員の Copilot の挙動を統一できます。導入初期に整備しておくのがおすすめです。

https://docs.github.com/ja/copilot/how-tos/configure-custom-instructions/add-repository-instructions

まとめ

今回は、GitHub Copilot の主要機能を整理し、「何ができるのか」を一覧でまとめました。
次回は、それぞれの機能を実際に試していきます。
この記事が、これから GitHub Copilot を使い始める方の参考になれば幸いです。

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