開発生産性の未来:世界と日本の最前線事例から培うFour Keys向上〜ハイブリッドカンファレンス〜 に登壇、参加しました #開発生産性con_findy
はじめに
開発生産性の未来:世界と日本の最前線事例から培うFour Keys向上〜ハイブリッドカンファレンス〜に登壇、参加しました!イベントの詳細は以下です。
セッション内容
「受託開発組織におけるメンバー、チーム育成を促進する開発生産性可視化」というタイトルで、株式会社ゆめみ 桑原様とパネルディスカッションを行いました。
本記事では、私の方で話した内容を紹介します。
開発組織の紹介
CX事業本部は、113名ほど(2023年1月現在)おり、職能ベースのチームで分かれています。チームは、案件によって様々なパターンがあります。
※ 現在業界カットに組織編成を行っています。
開発組織における開発生産性の思想とは?
開発生産性カンファレンスではよく挙げられる指標ですが、広木さんの開発生産性3階層を元に、最終的には実現付加価値の生産性を上げることがお客さんの満足度につながると考えています。そのために、取り組みやすい仕事量の生産性を上げようと考えています。
- レベル1: 仕事量の生産性
- レベル2: 期待付加価値の生産性
- レベル3: 実現付加価値の生産性
開発生産性に取り組む上での組織課題とは?
社内のサーベイ「職場において、業務のナレッジやノウハウが汎用化・標準化されること」に評価が低く、また開発メンバー間でも、チームによって、品質にばらつきがあるという問題がありました。 いくつか取り組みがある中で、その一つして組織的な活動するには可視化できた方が、ボトルネックが分かるしいいよね。という形で始まりました。Team+を調べる過程で、役割ごと(VPoE、マネージャー、開発者)で課題あるよねってことも見えてきて、ここは少し逆説的でしたが、課題として認識して取り組んでいこうと思っています。
開発生産性の可視化への取り組み内容と、成果・メリットは?
取り組み内容は、ざっくり以下です。
詳しくは、丸山のTeam+ Awardのスライドをご参考にしてください。
メリットは、以下のように意識づけが変わることで効果が出たというフィードバックを貰っています。
今後の開発生産性のトライは?
今取り組んでいる開発チームで事例を作り、組織内に広げる。組織横断活動やマネジメントにも活用を模索出来たらと考えています。
また開発チームで生産性指標の目標を定める上で、指標のWhyを含めて考えるのは大変だと思っています。なので、横断組織的な取り組みとして、目標とWhyとそれに至るためのノウハウのようなものも提供できたら良いなと考えています。
感想
Findy様よりお話を頂いて、「受託企業」における開発生産性の捉え方について、あまり自分の中で考えを持っていないかったですが、桑原様のクライアントワークでは、人の稼働率に対するバリューの量がそのままプロジェクトの生産性や利益率に直結するという考え方が非常に参考になりました。
またGitHub Copilot導入でPR数が増えたことが可視化出来ていた点、SaaSの導入したコストに対する定量効果を自社、お客さんが確認しより良い手段や方向にプロジェクトを進める上で有効だと感じると共にここまで如実に可視化されるものなのかと驚きがありました。
さいごに
活動を広げていくには、いくつかハードルがあり難しさもあります。一方で生産性カンファレンスに参加すると、進めている施作の方向感や目的をあらためて考える機会になりよかったです。
余談ですが、ガチャガチャ1等で、お守りとアマゾンギフト頂きました🥳
Findy様会場準備、及び機会を頂きありがとうございました!