Cloud Week 2014@Hokkaido University「SINET-AWS接続により広がる可能性と利用の実例、認証連携」レポート
こんにちは、梶です。
9/3に開催されたCloud Week 2014@Hokkaido Universityの「SINET-AWS接続により広がる可能性と利用の実例、認証連携」を聞いてきましたのでレポートします。 先週、Direct Connectについて勉強したため、理解しやすかったです。
SINETとは学術情報ネットワークで詳細はここ
講師
吉荒 祐一さん(アマゾンデータサービスジャパン株式会社 ソリューションアーキテクト)
資料公開URL
オープニング
・自己紹介 ・9/3の出来事 王貞治の通算756号ホームラン達成。世界最高記録。etc
・AWSの概要 ・歴史の説明 2006年S3、EC2のサービス開始 2009年VPC、RDSを開始 2011年3月東京リージョンを開設 現在世界10カ所のデータセンター群と50拠点を超えるエッジロケーション
・AWSイノベーションの速度 957の新サービス・新機能をリリース 35以上のメジャーな新サービスを提供 45回の料金値下げ
・AWSサービス概要の説明
・AWSグローバルインフラストラクチャー 10リージョン 26アベイラビリテリゾーン 52エッジロケーション etc
SINET-AWS接続はDirect Connect
7/16よりAWSがSINETクラウドサービスの提供機関となった。 大学側のオンプレミスとAWSの色々なサービスとの融合が可能。
一般的なDirect Connectは「Amazon Direct Connectの”実際の”接続プランガイド」を参照
構成概要 大学様--SINET--相互接続ポイント-−AWS VPC
Direct Connectで国立情報学研究所から接続。 複数で共有し、論理接続。
*詳細は資料の17ページと18ページ
一般的なDirect Connectのキャリア部分がすべてSINETとなりますので、各大学様は導入しやすいのではないかと推測してます。 (すでに各大学様はSINETに接続済みと聞いています。)
SINETクラウドサービスの利用料金
・Direct Connectのデータ転送料金 ・データインは無料 ・データアウト:0.042 USD/GB *通常より安価のため、インターネットVPNより安価。*詳細は資料の20ページ
接続について
大学様とAWS間はVLAN IDで接続するため、以下をSINETクラウドサービス申請で調整し決定する。 ・VLAN IDの決定 ・BGP Private AS ・AWSのアカウントIDと利用予定のルータの確認 *詳細は資料の22ページ
申請完了後の流れ
AWS側は、VGWの設定を実施。(一般的な共有プランのDirect Connect構築と同じ流れ)*資料の23ページから28ページ また、オンプレミス側のルータの設定が必要。
その他
「認証連携」については時間が無く、今回は説明無し。
感想
SINETが接続されたことにより、インターネットを経由しなくなり利用しやすくなったと思いました。 また、通常より安価に接続できるため、AWSを既に利用している大学様は移行するメリットは大きいと思いました。