[速報] 産業用機器からのデータ収集&分析が手軽にできるマネージドサービス、AWS IoT SiteWiseが発表されました #reinvent

2018.11.27

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おつかれさまです。サーバーレス開発部の新井です。

今日(2018/11/26)は、いくつかのIoT系の新サービスの情報がありました。私の方ではAWS IoT SiteWiseについて紹介していきたいと思います。

AWS IoT SiteWiseとは

IoT SiteWiseは、施設に存在するゲートウェイ上で実行可能なソフトウェアを提供することにより、複数施設にまたがる産業データの収集と整理のプロセスを簡素化し、AWS Cloudに送信するプロセスを自動化できるマネージドサービスとのことです。

動作環境にAWS Snowball Edgeがあるので、エッジ・コンピューティングにおけるデータの集計&可視化&分析を手軽にできるマネージドサービスという位置づけでしょうか。

参考までに、AWS Snowball Edgeについての簡単な資料も引用しておきます。

特徴

こちらを参考にしました。

  • AWS Snowball Edge、もしくは一般的なサードパーティ製の産業用ゲートウェイで動作可能

  • 複数の施設からアップロードされるのデータストリームを1つのダッシュボードで表示&管理することが可能

  • クラウド内で保存されたデータに対して、ユーザが検索や操作することが可能

  • ユーザ操作によるデータの集計(SUM, AVG, MIN, MAX, and COUNT)を行い、メトリクスを出力し分析が可能

  • API呼び出しによる検索や操作も提供

  • 不安定なインターネット接続の場合にも、データをローカルにキャッシュすることが可能

動作フロー

概要図が掲載されていたので、引用しておきます。

ユースケース

  • 製造業
    • 製造ラインや組立ロボットからデータの収集&クラウドへの送を行い、特定の機器やプロセスのパフォーマンスメトリクスを集計することで、生産ラインの改善や設備の欠陥を特定するのに役立ちます。
  • 飲食料品業界
    • 複数のプラントまたがる食品加工の工程において、生産ラインと複数の施設からセンサデータストリームをグループ化し分析することで、生産ラインやプロセスの改善を行える。
  • エネルギー業界
    • 遠隔地にある発電所などで、リアルタイムにパフォーマンスのリモート監視が行えることで、機器の潜在的な問題を特定し、修繕するのに役立ちます。

まとめ

現在AWS Snowball Edgeを利用している企業にとって、データの収集&分析が可能なマネージドサービスの提供というのは、メリットの大きい発表だったのではないでしょうか。

ちなみに、現在一部リージョンで限定プレビューに申込みで可能とのことです。

  • US West (オレゴン州)
  • US East(北部バージニア州)
  • EU (アイルランド)

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