Claude Enterprise プランでモバイルアプリに対してどれだけ制御できるか確認してみた

Claude Enterprise プランでモバイルアプリに対してどれだけ制御できるか確認してみた

Claude Enterprise プランでモバイルアプリの利用制御がどのように機能するのか、実際に確認してみました。Chat、Cowork、Code それぞれの設定の違いと制御可能な範囲について、検証結果をお伝えします。
2026.09.12

こんにちは、クラスメソッドの長澤です。

最近 Claude Enterprise プランについて相談を持ちかけられることが多く、モバイルアプリからも利用させたいという要望を聞くこともあります。

そのため、Claude Enterprise プランでモバイルアプリがどのように制御できるのか確認してみました。

結論

先に結論ですが、組織設定からモバイルアプリ単体で有効/無効の設定が可能なのは Claude Code のみです。

Claude Chat や Claude Cowork はモバイルアプリ向けの制御項目が存在しないため、現状はモバイルアプリ、Web、デスクトップアプリまとめて有効/無効にする形式です。

検証

Claude Chat

組織設定にはモバイルアプリの表記はなく、モバイルアプリやデスクトップアプリ、Web からの利用に関係なくまとめて有効/無効を設定する形式でした。

01_chat_admin.png

利用できないよう設定したところ、デスクトップアプリ、Web、モバイルアプリ全てでチャットの表記が消えました。

02_chat_disabled_desktop.png

02b_chat_disabled_web.png

03_chat_disabled_mobile.png

Claude Cowork

こちらも Claude Chat 同様に、組織設定にはモバイルアプリの表記はなく、モバイルアプリやデスクトップアプリ、Webからの利用に関係なくまとめて有効/無効を設定する形式でした。

04_cowork_admin.png

利用できないよう設定したところ、こちらも同じくデスクトップアプリ、Web、モバイルアプリ全てで Cowork の表記が消えました。

05_cowork_disabled_desktop.png

05b_cowork_disabled_web.png

06_cowork_disabled_mobile.png

Claude Code

Claude Code の組織設定には、モバイルアプリについての設定項目が存在しますが、現在は Web の設定と連動する仕様でした。

07_code_admin.png

利用できないよう設定したところ、デスクトップアプリからは利用できましたが、モバイルアプリと Web からは利用できないようになりました。

08_code_desktop_available.png

こちらは Chat や Cowork と異なり、項目自体が見えなくなるのではなく、開くと使えない旨が表示されました。

09_code_web_disabled.png

10_code_mobile_disabled.png

おまけ: Chat を無効にしたとき、プロジェクトとアーティファクトはどうなるか

組織設定の「チャット」トグルには「チームメンバーがチャット、プロジェクト、アーティファクトを使用できるようにします」と書かれており、Chat を無効にするとプロジェクトとアーティファクトも一緒に使えなくなりそうに見えます。

実際に確認してみたところ、どちらも Cowork 経由で引き続き利用できました。

プロジェクト

デスクトップアプリでは、Chat が無効でも Cowork のサイドバーからプロジェクトを開いて会話できました。

ただし「この機能は組織の管理者によって無効化されています」というバナーが表示されます。

11_project_desktop.png

12_project_cowork_desktop.png

モバイルアプリでも、メニューにプロジェクトが残っており、開くことができました。

15_project_mobile.png

アーティファクト

デスクトップアプリでは、Cowork のサイドバーにアーティファクトの項目が残っています。

アーティファクト一覧を開くと「一部のアーティファクトを読み込めませんでした」という警告が出ますが、新規作成のボタンは表示されており、Cowork 上でアーティファクトを作成することもできました。

13_artifact_desktop.png

14_artifact_cowork_desktop.png

モバイルアプリでは、メニューからアーティファクトの項目自体が消えていましたが、Cowork のセッション内でアーティファクトの作成を依頼したところ、利用可能でした。

03_chat_disabled_mobile.png

16_artifact_cowork_mobile.png

つまり、Chat のトグルをオフにしても、プロジェクトとアーティファクトが完全に使えなくなるわけではなく、Cowork から引き続き利用できる状態でした。

Chat で開始したセッションを開くと Code に飛ばされる

もう1つ気になる挙動がありました。

Chat が有効な状態でプロジェクト内に Chat セッションを作成し、その後 Chat を無効にしてからセッションを開こうとすると、想定外の挙動をします。

デスクトップアプリでは、プロジェクトを開くと Chat セッションの一覧は表示されますが、セッションをクリックすると Code タブに切り替わります。

(こちらは Web も同様の事象でした)

17_project_chat_session_desktop.png

18_chat_session_redirect_code_web.png

モバイルアプリでは、そもそもセッション一覧が表示されませんでした。

(こちらが正常な気もしますが、モバイルアプリと Web, デスクトップアプリでところどころ仕様が異なるようです…)

19_project_chat_session_mobile_a.png

Chat 機能を有効にしたところセッション一覧が表示されました。

20_project_chat_session_mobile_b.png

まとめ

Claude をモバイルアプリから利用する際、Enterprise プランの組織設定では Claude Code のみモバイルアプリに対して有効/無効を設定可能なことがわかりました。(現在は Web と設定が連動します)

今回は全体設定を変更して検証しましたが、カスタムロールでも同様の結果になると思われます。

また、管理コンソール以外からでも MDM などを利用することで制御できるため、どのような制御が可能かそのうちまとめてみたいと思います。

Enterprise プランで利用されている方で、CLI やデスクトップから Claude Code を許可しつつモバイルアプリでは Chat のみに絞りたい、といった要件があれば設定してみてください。


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