[レポート]Snowflake Horizon CatalogとInternal Marketplaceで実現するデータのサイロ解消とAI時代のデータコラボレーション#SWTTokyo25

[レポート]Snowflake Horizon CatalogとInternal Marketplaceで実現するデータのサイロ解消とAI時代のデータコラボレーション#SWTTokyo25

本プレゼンテーションでは、Snowflake Horizon CatalogおよびInternal Marketplaceがもたらす、企業内外のデータ共有・コラボレーションの新たな可能性についてご紹介します。 実際の利用シナリオやコスト効率化、BCDR(事業継続・災害対策)といった最新機能も交えつつ、これからのデータコラボレーションの姿を展望します。 ※SNOWFLAKE WORLD TOUR 2025 イベントサイトより抜粋
2025.09.13

かわばたです。

2025年9月11日~2025年9月12日に、「SNOWFLAKE WORLD TOUR 2025 - TOKYO」が開催されました。

本記事はセッション
【Snowflake Horizon CatalogとInternal Marketplaceで実現するデータのサイロ解消とAI時代のデータコラボレーション】
のレポートブログとなります。

登壇者

Snowflake
セールスエンジニアリング統括本部
プリンシパルセキュリティアーキテクト
柳瀬 雅也氏

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Gartner社のコメント

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  • 企業が成長するためにはデータ共有が不可欠であり、セキュリティを理由にデータを囲い込んで共有しないことは、ビジネスの成果を阻害する可能性すらあると指摘しています。

データ共有の課題

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  1. サイロ化されたデータによるアクセス制限:多くの組織では、部門ごとに異なるツールやシステムでデータが管理され、「データの壁」があり、必要な時に必要なデータにアクセスすることができません。
  2. 既存データに関する知識の不十分さ:データの所有者が異動したり退職したりすると、そのデータが何を表しているのか、どう使えばいいのかが不明瞭になることがあります。
  3. 適切なデータの発見が困難:どこにどのようなデータがあるのかを把握すること自体に、多くの時間と労力がかかっています。
  4. 品質が低く、重複しているデータ:「似たようなデータが複数の場所に存在」・「古いデータを放置」など、どのデータが信頼できるのか判断が難しくなっています。

Snowflake Horizon Catalog

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Snowflake Horizon Catalogがもたらす3つの価値
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Horizon Catalogの主要機能
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テーブル、ビュー、ダッシュボード、AIモデルなど、様々なデータ資産を瞬時に表示できます。
また、強力な検索機能と、文脈を理解するセマンティック検索によって、探しているデータそのものだけでなく、関連するデータやアプリケーション、AIアセットまで素早く見つけ出すことも可能です。

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Universal Search for External Data

  • PostgreSQLやMySQLといった外部のリレーショナルデータベースなど、Snowflakeの外部にあるデータまでSnowflakeを離れることなく検索・発見できるようになります。
    ※COMING SOONなのでまだない機能ですが、これはアツい

Internal Marketplace

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社内のチームから共有された全てのデータ製品のセルフサービスハブで、公開されたデータは他のお客様の組織からは見えず、同じ組織内のユーザーにのみ閉じられた空間でセキュアにデータを共有できます。

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  • 社内マーケットプレイスで共有されるデータ製品の提供元を明確にするための機能
  • 「営業部門」「IT部門」といった単位でプロファイルを作成することで、どのデータがどの部門から提供されたものかが一目で分かるようになります

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  • アクセスリクエストを送信し、承認プロセスを回すことができます
  • データの提供者はガバナンスを維持したまま効率的に権限を付与できます

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  • データ提供者は、データセットにノートブックを添付できます

データ共有

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一度共有されたデータを、権限設定などを変更して再パッケージ化し、別のユーザーに配信するプロセスです。

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異なるクラウドやリージョンにデータを共有する場合、Managed Cacheを利用することで、このコストを劇的に削減が可能です。
データセットへのアクセスを自動的にローカルのキャッシュにルーティングし、データ転送を最適化します。

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リージョン停止が発生した場合に備える機能。
従来はリージョン停止の際、コンシューマーは新しいURLに再接続する必要がありましたが、この機能を利用することで、プロバイダーはリスティングを再作成する必要がなくなり、コンシューマーはダウンタイムなくデータにアクセスし続けることが可能になります。

最後に

組織全体のデータ活用を促進するための機能紹介のセッションでした。
特にSnowflake Horizon Catalogの外部データソースに対しても活用できるのはとても有用だと思いました!リリースが待ち遠しいです。
この記事が何かの参考になれば幸いです。

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