Snyk Studio for Amazon Kiroを試してみた #AWSreInvent #Snyk

Snyk Studio for Amazon Kiroを試してみた #AWSreInvent #Snyk

AWS re:Invent 2025に合わせて公開された 「Snyk Studio for Amazon Kiro」 を試していきます! Kiroのキャラクター( ᜊº-° )ᜊとSnykのキャラクター੯‧̀͡u\🐾は色合いが似ていて仲良くなれそう( ◜◡◝ )
2025.12.02

おはようございます( ◜◡◝ )
ゲームソリューション部/業務効率化ソリューション部のきだぱんです。
現在ラスベガスで開催中の AWS re:Invent 2025。
注目を一身に集めている「Amazon Kiro」 とSnykの連携についても現地で盛り上がっています!
それが 「Snyk Studio for Amazon Kiro」 です。

https://snyk.io/jp/blog/snyk-kiro-partner-integration/

AIコーディングアシスタントの登場で、私たちの開発スピードは劇的に向上しました。しかし、そこで生成されたコードの「安全性」に不安を感じたことはありませんか?
実は、AIが生成したコードの約半数にセキュリティ上の脆弱性が含まれているというデータもあります。
(参照:https://cset.georgetown.edu/wp-content/uploads/CSET-Cybersecurity-Risks-of-AI-Generated-Code.pdf)

今回は、「Snyk Studio for Amazon Kiro」について紹介します。
AWS re:Invent 2025に合わせて公開されているこの機能をいち早くチェックしましょう。

現地の様子

re:Invent 2025のSnykブースにて、こちらのデモや詳しい説明も聞けるようです!ぜひ、現地の方はチェックを!
場所 Booth #447
スクリーンショット 2025-12-02 17.15.27
Photo by @so-much

Snyk Studio for Kiroで何ができるのか

リアルタイムの脆弱性検知
Kiroがコードを書いている最中に、Snykがバックグラウンドでスキャンを実行。コード、依存関係、IaC(Infrastructure as Code)の脆弱性を即座に発見します。

AIによる自動修正の検証
単に問題を指摘するだけでなく、Snykは修正案を提示し、さらにAIが生成した修正コードが本当に正しいかどうかも検証します。

MCP(Model Context Protocol)の活用
この連携はMCPサーバーを通じて行われ、KiroのエージェントがSnykのセキュリティ)を理解し、自律的に安全なコードを選択できるようになります。

試してみる

Amazon Kiro IDEをインストール

https://kiro.dev/docs/からインストールを進めます。
Amazon Kiro IDEについては、以下も併せてご覧ください。
https://dev.classmethod.jp/articles/kiro-getting-started/

スクリーンショット 2025-12-02 15.12.57

かわいいアイコンが出てきます。セット完了!
スクリーンショット 2025-12-02 15.16.42

Snykアカウントをセットアップ(Snyk Codeを有効化)

Snyk Code(SAST)がONになっているか確認します。
Snykのアカウントを作ったばかりでも、念のため以下の設定を確認してください。
https://docs.snyk.io/discover-snyk/getting-started
このスイッチが入っていないと、自分の書いたコードのチェックが行われません。
SnykのWeb画面にログイン ブラウザでSnykのダッシュボードを開きます。

設定画面へ移動 画面右上の歯車アイコン(Settings)をクリックします。
左側のメニュー「Snyk Code」から Enabled(有効) になっているか確認してください。
スクリーンショット 2025-12-02 15.23.13

Kiro内でSnyk MCPサーバーを設定

MCP設定ファイル(mcp.json)を開く
Kiro上でコマンドパレット(Cmd + Shift + P または Ctrl + Shift + P)を開き、以下のコマンドを入力して設定ファイルを開きます。

  • Kiro: Open User MCP Settings (全プロジェクト共通で使いたい場合)
  • Kiro: Open Workspace MCP Settings (現在のプロジェクトのみで使いたい場合)

[Setting]から、Kiro Agent: Configure MCPが有効になっていることを確認します。
スクリーンショット 2025-12-02 15.34.23

** 設定コード(JSON)の追加**
開いた mcp.json ファイルに、Snyk MCPサーバーの設定を追加します。これだけで、KiroがSnykの機能を「ツール」として認識できるようになります。

{
  "Snyk": {
    "command": "npx",
    "args": [
      "-y",
      "snyk@latest",
      "mcp",
      "-t",
      "stdio"
    ],
    "env": {
      "SNYK_TOKEN": "your-api-token-here" 
    },
    "disabled": false,
    "autoApprove": []
  }
}

MCP ServerでSnykが表示されました。12ツールあるようです。(2025/12/02時点)
スクリーンショット 2025-12-02 15.44.25

画面の指示に従って認証を済ませれば、準備完了です。

スクリーンショット 2025-12-02 15.54.54

私は認証がうまくいきませんでしたが、再起動をかけたらできました!

スキャンさせてみる

設定が完了すると、KiroのチャットでSnykがツールとして認識されます。

Kiroにコードチェックと頼むと、バックグラウンドでSnykが走り、具体的な問題箇所と修正案を提示してくれます。
いい感じです。
スクリーンショット 2025-12-02 15.52.11
結果が出ました!やったぜ!
スクリーンショット 2025-12-02 16.55.51
日本語でも確認できました!
スクリーンショット 2025-12-02 15.56.12
提示された修正案を「適用」するだけで、書き換わります!
スクリーンショット 2025-12-02 16.57.38

さいごに

Amazon Kiroに、Snykを連携することができました!
気になった方は、ぜひSnykとKiroをチェックして、実際に試してみてください!

re:Invent 2025のSnykブースにて、こちらのデモや詳しい説明も聞けるようです!ぜひ、現地の方はチェックを!
ブース展示 Snyk Studio with Kiro デモ
Snyk Studio with Kiro のライブデモを実施します
場所: Booth #447

The Future of Software Craft in the Age of AI.
SnykのCTO Clinton Hergetによる講演です。
日時 12月3日(水) 午前11:30 (PT)
場所 MGM, Chairman 366

Secure AI Engineering Course + Certificate
Snyk Studio for Kiroを実際に体験できるワークショップです。
AIツールの実践的な使い方や、バックグラウンドエージェント、カスタムセキュリティルールなどの高度な技術を学び、認定証(Certificate)を取得できます。
日時 12月2日(火) 午後3:00 – 4:30 (PT)
場所 Sandbox VR Space

参照

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事