[アップデート] SSM Application Manager が ECS クラスターをサポートしました

SSMをよく利用してて、ECS on EC2だったら一度検討してみては?
2021.04.28

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

ちゃだいん(@chazuke4649)です。

SSM Application Manager が ECS クラスターをサポートしました。

AWS Systems Manager による Amazon Elastic Container Service クラスターのサポートを開始

そもそも SSM Application Manager って?

re:Invent 2020で発表されたAWS Systems Manager系の新サービスです。

一言でいうと、AWS上で運用している「アプリケーション」単位・切り口で、各サービスに散らばる運用データを1つの画面で俯瞰・対応できる、運用者がうれしいサービスといったところです。

今までは、コンテナ系ではEKSしかサポートしていませんでしたが、今回ECSもサポートされました。

詳しくは以下ブログのスライドや、動画にて中山さんのSSM新機能の紹介がわかりやすいので、ぜひご覧ください。

re:Growth ONLINE インフラ特別号でAWS Systems Managerの新機能について話しました #cmregrowth | DevelopersIO

何が嬉しい?

触ってみて、以下のようなユーザー・ユースケースの方に嬉しいのではと思いました。

  • ECS on EC2で運用している
  • SSMを積極的に活用し運用の効率化を図っている
  • 複数のECS on EC2 を運用しており、いろんなコンソール(ECS、CloudWatch、Config、SSM)を行き来するのが煩雑だと感じている

実際に見てみる

TOP

それでは実際に見てみたいと思います。

マネジメントコンソールを開き、AWS Systems Managerコンソールの[Application manager]を開きます。

トップ画面の中にECS Clusterが追加されていることがわかります。

そこから、現在起動しているECSクラスターを選択します。

Overview

各クラスターのOverviewがこちらです。(個人検証用もモックアップ的なリソースのため、見応えがなくてすみません)

Workloads

Workloadsのセクションでは、Capacity providerやContainer Instanceで運用している場合に、各データが表示されるようです。この点、on EC2運用だと役に立ちそうです。

Monitoring

Monitoringのセクションです。メトリクスがずらっと並ぶのではなく、あくまでアラームに絞られています。この画面から、CloudWatchのダッシュボードなどに遷移する導線は作られているようです。

Compliance

Complianceのセクションです。以前ConfigにてECSがサポートされましたが、Configルールや変更管理を行なっている場合は、こちらでも確認が可能です。

OpsItems

OpsItemsのセクションです。OpsItemsとは、SSM OpsCenter を使用する際に運用対象を OpsItemという単位で管理します。詳しくは以下ブログをご覧ください。

Systems Manager OpsCenter の OpsItem について調べてみた! #opscenter | DevelopersIO

Runbooks

Runbooksのセクションです。SSM Automation Runbookのログが参照可能です。ちなみに右上の[Start runbook]をに進むと、本画面から、各サービス単位のRunbookを実行できます。

以上が Application Manager におけるコンテナクラスターの各画面でした。

最後に

各画面を確認し、このサービスの恩恵を享受できるのは以下のようなユーザー・ユースケースと感じました。(冒頭部分の再掲です)

  • ECS on EC2で運用している
  • SSMを積極的に活用し運用の効率化を図っている
  • 複数のECS on EC2 を運用しており、いろんなコンソール(ECS、CloudWatch、Config、SSM)を行き来するのが煩雑だと感じている

実に奥が深いSSM...リアルなユースケースがあればぜひ教えてください。

それではこの辺で。ちゃだいん(@chazuke4649)でした。