Step FunctionでAWS Glueのジョブやクローラーを呼び出すワークフローをつくってみた!

Step FunctionでAWS Glueのジョブやクローラーを呼び出すワークフローをつくってみた!

Clock Icon2019.10.31

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おつかれさまです。

今回は、こちら のAWSブログを試してみました。

Step Functionsで

  1. AWS Glueのジョブを起動
  2. DynamoDBに保存されいているデータを全件取得
  3. S3に指定したフォーマットで保存
  4. Athenaで見れるようにデータカタログとビューの作成

というの一連の流れを制御します。

簡単な構成図

細かい解説は省きますが、

  • Step Functionsでワークフローを制御
  • Step Functionsから必要に応じて、AWS GlueやLambdaを呼び出す

という点を抑えて貰えればよいです。

やってみる(下準備)

CloudFormationスタックからリソースを作成①

※デフォルトでリージョンがUS East (N. Virginia)になっています。私は東京リージョンに変更しました。

  • 詳細
論理ID リソース 説明
DynamoDBExportsBucket AWS::S3::Bucket データのダンプ先としてのS3Bucket
DynamoDBExportStateMachine AWS::StepFunctions::StateMachine ワークフローとして利用するStep Function
LambdaRole AWS::IAM::Role Lambda用のロール
EventTriggerRole AWS::IAM::Role CloudWatch Events用のロール
GlueCrawlerAndJobRole AWS::IAM::Role クローラー用のロール
StateExecutionRole AWS::IAM::Role Step Function用のロール
StartGlueCrawler AWS::Lambda::Function クローラーを起動するLambda
GetGlueCrawlerStatus AWS::Lambda::Function クローラーの状態を取得するLambda
CreateCurrentView AWS::Lambda::Function AthenaでViewを作成するLambda
GetCurrentViewStatus AWS::Lambda::Function AthenaでView作成の実行結果を確認するLambda

CloudFormationスタックからリソースを作成②

  • 詳細
論理ID リソース 説明
ExportConverterGlueJob AWS::Glue::Job DynamoDBのテーブルから取得したデータをS3に保存するジョブ
GlueCrawler AWS::Glue::Crawler S3に保存したファイルからデータカタログを作成するクローラー
Trigger AWS::Events::Rule ワークフローをキックするためのスケジューラ
  • Glue Jobについて補足

コードはリンク先から自動で取得されます。 処理はDynamoDBからScanで全件取得し、S3にsnapshot_timestampでパーティション切ってparquet形式で保存という流れです。

DynamoDBのテーブルを手動で作成

  • 補足
    • テーブル名はさきほどデプロイしたCloudFormationのパラメーターと合わせる
    • プロビジョンドモードを選択(Glue Job側の読み込みがオンデマンド対応していないので)
    • テーブル作成後は適当にレコードを作成
    • 例){"id": "001", name: "seiichi" }

ワークフローを実行してみる

  • ワークフロー図

Step Functions実行する入力値を取得

まず、実行に必要な入力値をCloudWatch Eventsからコピーしてきます。 ちなみに、スケジューラは無効になっています。

  • 入力値
{
    "glue_job_name": "sample-table-for-exportExportToparquet",
    "output_prefix": "s3://dynamodb-exports-0123456789012-ap-northeast-1/parquet/sample-table-for-export",
    "table_name": "sample-table-for-export",
    "read_percentage": "0.25",
    "crawler_name": "sample-table-for-exportparquetCrawler",
    "output_format": "parquet"
}

Step Functionsを手動で実行

Step Functionsの設定画面から実行します。

実行が開始されました。

そのうち実行が完了します。

S3のファイルを確認

完了後、S3にファイルが作成されているか確認してみます。

一応中身を確認しておきます。ほとんど空のデータですが、対象のレコードを見つけました。

結果をAthenaで可視化

ちなみにGlueのCrawlerでデータカタログを作成しているので、AthenaからSQLを実行できます。

AthenからSQLを実行する際は、

  • S3バケット全体のデータを含むテーブル(過去にダンプしたデータも含む)
  • 直近のダンプしたデータのみ含むView

のどちらを対象にするか選べます。

ワークフローのなかで、なぜViewを作っているのが疑問でしたが納得しました。

まとめ

いかがだったでしょうか?

個人的にはAWS Step Functionsで作るワークフローは自由度が高そうだなと思いました。

以上、どなたかの役に立てば幸いです。

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