DataBaseのAIプロパティによる新規ToDo提案指示は使い勝手がよいのか試してみた #Notion

Project for Notionにて提案例が含まれていた、NotionでのDataBaseプロパティでのAI出力を活用した、本文を元にToDoリスト自動生成を実際にやってみたい場合の指示例、注意点等を上げてみました。
2023.05.31

Notionによる「Project for Notion」が発表され、PRページも公開されました。

このPRページは、Notionに備わっている各機能を使ったプロジェクト運用の例となっています。もし各機能をどのように使えばよいのかわからない場合には、読むことで多少は解決に繋がるかもしれません。

個人的に気になったのは、本文を元にしたデータベースのAIプロパティによるToDo提案です。この手続きをどのようにすれば再現できるか試してみました。

本文へのタスク入力

AIによる出力は本文中のToDoフォーマットをなぞる形となるため、出力してほしいフォーマットにて本文にToDoを追加します。例えば以下のような構成です。

見出しは提案内容の区切りとなっているようです。新しい見出しを追加した際に、以前の見出し内のToDoが全て完了している状態でAIに提案させると、新しい見出しに含まれる扱いで提案が生成されます。

AIへの提案指示

重要情報として指示した場合、本文テキストからの抽出となるため、AIからの独自新規提案はなされません。未完了ToDoがピックアップされ、全て完了すると完了済みのToDoが表示され続けます。

新しい独自提案がほしい場合はカスタム自動出力として指示する必要があります。

指示内容としては例えば以下の通り。

次に行うべきToDoを1つ。既に完了したToDoは含めない。

「完了したToDoを除外する」という指示の目的は、生成されたテキストに過去に完了したToDoが大量に含まれる場合があったためです。

注意すべき点

プロパティに新規提案として出力されたものが本文に自動追加されることはないため、手動による本文への追記は必須です。

ToDoのチェック自体は本文更新とみなされていないようで、都度プロパティの更新を行う必要があります。

あとがき

この指示の課題として、カスタム自動出力を利用した場合は一通り終わってもAI指示の更新によって延々と生成されることです。何度か生成してみて、特にToDoとして見なくても問題ない場合は、それで終わりにすることも重要です。

なお、特定ドメインに偏った業務の場合は、適切な提案を得られない可能性が高くなります。すぐに業務で利用するのではなく、何度か生成を試してみてから検討するとよいでしょう。