Sumo Logic アップデート情報 – パブリックにダッシュボードを共有できるようになりました!
最初に
直近のアップデートで、ダッシュボードの URL を発行して、誰にでも共有できるようになりました。参考元:Public Dashboards (Dashboards) | Sumo Logic
今回は、その設定方法を見ていきたいと思います。
ダッシュボードの共有について
Share a dashboard outside your organization | Sumo Logic Docs を参考にダッシュボードの共有方法をご紹介していきます。
共有するまでにクリアするプロセスは、2つございます。 1つ目:ポリシー設定。2つ目:ダッシュボードの外部共有設定です。順番に見ていきます。
ポリシー設定
操作には Sumo Logic アカウントの管理者権限 or Share dashboards with the world 権限を有効化されているロールが必要になります。
有効化すると、上記の権限を持つ組織内アカウントが、次の章でご紹介する「ダッシュボードの外部共有設定」を行えるようになります。
① Administration > Security > Policies タブに移動
② Share Dashboards Outside of the Organization の項目を有効化
これで設定は完了です。
ダッシュボードの外部共有設定
外部共有の設定を行う前に注意点ですが、この設定で共有されたダッシュボードは仕様上、更新が出来ません。そのため、自動更新設定を施す必要がございます。
Auto Refresh | Sumo Logic を参考に自動更新設定を有効にした後に下記の共有設定を行います。
共有したいダッシュボードのメニューを開きます。その後、Share を選択して、共有設定を開きます。
そうしたら、Get shareable URL を選択 > Public Dashboard を有効化して、Anyone のボタンを押下します。
最後に Copy Link を選択して、共有 URL を取得します。あとは、Save をして、コピーした URL を共有相手に知らせるだけです。
表示のされ方
こちらは、Sumo Logic で無料で使える Crowd Strike の脅威情報と、アクセス元 IP アドレスが一致するかが見られるダッシュボードの一部パネルを抜粋したものです。
自動更新を 30 秒間隔で入れており、30 秒ごとに内容が自動的に更新されるようになっております。
ダッシュボード関連の組み込みロール
Dashboards | Sumo Logic に記載がありますが、ダッシュボードの共有権限は、下記 2種類ございます。
- Share dashboards with the allowlist
- Share dashboards with the world
Get shareable URL を選択 > Public Dashboard の項目 AllowList Only で、ホワイトリストに登録された IP アドレスを持つアクセス元だけが閲覧できる URL を生成できます。
Get shareable URL を選択 > Public Dashboard の項目 Anyone で、誰もが閲覧できる URL を生成できます。
今回は、Share dashboards with the world ロール向けのご紹介でした。
まとめ
いかがでしたでしょうか。これで ダッシュボードの内容を外部向けに公開できるようになりました。ホワイトリストだと固定 IP にしないといけないので、なかなか手を出しにくかったのですが、Anyone 指定できるのは、Sumo Logic 内部のロールさえ気を付ければいいので利便性が向上しました。
この記事がどなたかの一助になれば幸いです。