AWS Systems Manager Incident ManagerでCloudWatch アラーム発報時に電話通知を設定してみた
こんにちは。
繁松です。
はじめに
AWS Systems Manager Incident Managerを使ってCloudWatch アラーム発報時に電話通知を行う設定手順についてのブログになります。
やってみた
Incident Managerの準備
[AWS Systems Manager] > [Incident Manager]を開き、[準備する]選択します。
[セットアップ]を選択します。
利用規約にチェックを入れ次に進み、作成を選択します。
コンタクトを作成
[コンタクト] > [コンタクトを作成]を選択します。
コンタクトの名前と一意のエイリアスを入力し、コンタクトチャネルで通知先の電話番号を追加します。
タイプ:音声
詳細:電話番号を入力します。[+819012345678]のようにE.164形式で入力します。
エンゲージメントプランに作成するコンタクトチャネルを設定します。
設定した番号宛にアメリカの番号から着信が入ります。
英語でアクティベーションコードが発話されるので入力します。
対応プランの作成
[対応プラン] > [対応プランを作成]を選択します。
対応プランの名前、インシデントのタイトル、影響を入力します。
エンゲージメントでコンタクトで作成した連絡先を選択します。
今回は、その他の項目はデフォルトのままで対応プランを作成します。
CloudWatchアラームの設定
CloudWatchアラームのアクションに「Systems Manager アクション」を設定します。
インシデント作成を選択し、レスポンスプランに先ほど作成した対応プランを選択します。
動作確認
CloudWatchアラームをアラーム状態に変更して動作確認してみました。
アメリカの電話番号からかかってきました。
英語の音声で発信元の電話番号とCloudWatchアラーム名などが発話されていました。
CloudWatchアラーム名は[EC2 CPU使用率80%超過]で設定していたのですが、日本語は読まれていない為、すべて英語で設定した方がわかりやすいと思いました。
料金(2024年11月30日時点)
[対応プラン数]と[SMS、音声メッセージ数]の料金が発生します。
[SMS、音声メッセージ数]の料金は1ヶ月あたり100件まで無料です。
100件以降の料金は以下の表に記載しています。
詳細 | 料金 |
---|---|
対応プラン | 対応プラン毎に月額7USD |
SMS(日本) | 1通あたり0.1USD |
音声メッセージ(日本) | 1分あたり0.18USD |
日本以外の料金は以下で確認できます。
さいごに
今回はシンプルな通知設定を行いましたが、エスカレーションプランを組み合わせることで後続の通知についても設定が可能です。
以上、Systems Manager Incident Managerでの電話通知についての紹介でした。