[Tableau] 関数グラフの描画

[Tableau] 関数グラフの描画

2015.10.23

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

車輪開発大好きおたいがです。こんにちは。( 挨拶 )

今回は Tableau Desktop を使用してシンプルな関数グラフを描画してみます。

Tableau Desktop トレーニングのために、チュートリアルや他人のグラフを見て勉強することは大切ですが、ゼロから自分の思い描いた絵を構築するためには、もっと単純なことから始めないと苦戦するのでは…と思ったため How to をまとめた次第です。

データソースの用意

関数グラフを描画するために、実数 X は欠かせません。-1 から 1 の範囲を 0.01 単位で刻んだ CSV を用意して Tableau Desktop に食わせます。

xAxis.csv

			
			
X
-1
-0.99
-0.98
-0.97

( 中略 )

-0.03
-0.02
-0.01
0
0.01
0.02
0.03

( 中略 )

0.97
0.98
0.99
1

		

SimpleFunctionGraph001

ディメンション、メジャーの定義

「ワークシート」に移動すると「メジャー」欄に CSV のカラムである X が挿入されているので「ディメンション」に変換します。

SimpleFunctionGraph002

次に「メジャー」を用意します。「計算フィールドの作成」ダイアログを表示させて、任意の名前をつけて ( 本記事では "y (Linear)" と名付けています ) 計算フィールドでは、先ほど作成したディメンション名を角括弧で括り参照します。角括弧を入力するとディメンション名の候補が表示されます。

SimpleFunctionGraph003

SimpleFunctionGraph004

各シェルフへの配置

"ディメンション X" を列シェルフに、"y (Linear)" を行シェルフに配置することで y = x グラフの完成です。

SimpleFunctionGraph005

応用編

一次関数のグラフが描けてしまえば、あとは同じような要領でグラフが描けるので色々試してみます。

Parabola ( 放物線 )

			
			
[X]^2

		

SimpleFunctionGraph006

SimpleFunctionGraph007

Sin & Cos ( 正弦&余弦 )

基本的な関数が用意されているので簡単に描けます。

			
			
SIN( [X] * PI() )

		
			
			
COS( [X] * PI() )

		

SimpleFunctionGraph008

SimpleFunctionGraph009

SimpleFunctionGraph010

SimpleFunctionGraph011

Circle ( 円 )

ふたつの関数グラフを合成することで円の描画もご覧のとおり。( Y 軸をドラッグ&ドロップすることで合成できます )

			
			
SQRT(1-[X]^2)

		
			
			
-SQRT(1-[X]^2)

		

SimpleFunctionGraph012

SimpleFunctionGraph013

SimpleFunctionGraph014

Normal distribution ( 正規分布 )

"ディメンション X" の範囲が狭いので掛け算しています。 ( 5 倍 )

			
			
( 1 / SQRT(2 * PI()) ) * EXP( -( ([X]*5)^2 / 2 ) )

		

SimpleFunctionGraph015

SimpleFunctionGraph016

グラフの種類を棒に変えて、色を分化することで密度の範囲を表現することも可能です。

SimpleFunctionGraph017

サンプル

各サンプルを Tableau Public にアップロードしました。タブで各グラフを見ることができます。

まとめ

Tableau Desktop で関数グラフを描画する方法をまとめてみました。基本的な関数グラフが簡単に描けることが伝われば幸いです。

この記事をシェアする

FacebookHatena blogX

関連記事