Tableau 10.4新機能:ダッシュボードのスペース設定 #tableau
Tableauプロダクトは現在バージョン10.4が最新ベータ版の状態で展開されている状況となっています。製品リリース版はまだもう少し先の話となりますが、下記サイトから申込を行う事でベータ版を試してみる事は可能です。当エントリでは正式リリースに先駆けて10.4の新機能について「試してみた」内容を紹介してみたいと思います。
当エントリでご紹介する10.4新機能の内容は「ダッシュボードのスペース設定」です。
「ダッシュボードのスペース設定」とは
Tableauでは単一の「ビュー」を一つの「ダッシュボード」に集約し、一つのビューの様に見せる機能がありますが、これまではレイアウトの調整等は行えていたものの、各要素に於ける「余白」の設定は行えていませんでした。
Tableau 10.4では、この部分が(ようやく?)設定出来るようになったという訳です。実際のデータを使って挙動を確認してみましょう。Tableau Desktop 10.4ベータ版を起動し、「スーパーストア」のワークブックを開きます。
余白設定はダッシュボードの「レイアウト」タブを開くことで設定項目が確認出来ます。
ダッシュボード内の任意のビューを選択し、この項目を調整してみます。上下左右それぞれに数値を入力することで以下の様に余白設定が行えています。
「すべての値が均等」チェックを入力する事により、上下左右に同じ値を自動で入力する事も可能です。
ちなみに余白設定はOuter Padding/Inner Paddingそれぞれに設定を行う事が可能です。
余白調整はダッシュボード全体にも適用可能です。ダッシュボードの背景色を合わせて設定し、余白の設定結果を分かり易く表してみました。
まとめ
という訳でTableau10.4の新機能「ダッシュボードのスペース設定」に関するご紹介でした。デザイン的に凝ったダッシュボードの場合、この辺りの調整は任意の余白を埋め込む形等で実現していた事が多いかと思いますが、今回のこの機能を活用する事でより柔軟で自由度の高いデザインが可能になると思われます。上手く活用して行きたいところですね。