Tableauでシート単位でのデータソース置換を行う

Tableau 2022.4の新機能を使ってみました
2023.01.25

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前回Tableauの新機能【画像の役割】について書いた記事に続き、今回は【シート単位でのデータソース置換】を試してみました。

▽前回の記事はこちら

環境

  • Tableau Desktop 2022.4
  • Windows 10 Pro

シート単位でのデータソース置換とは

ワークシート使用しているデータソースを別のデータソースに置き換える機能で、これまでは一つのデータソースで複数のワークシートを作成した場合、該当データソースを置換すると紐づくすべてのワークシートのデータソースも置換されていました。今回のアップデートでは、一つのデータソースで複数のワークシートを作成した場合でも、単一のシートのみデータソースの置換を適用できるというものです。

早速やってみる

データの構成として、注文実績のデータソースがカテゴリごとに分かれてしまっており、それぞれ読込先データソースを変える必要があるケースと仮定します。

まず最初に、元となるワークシートを作成し、それをカテゴリの数分複製していこうと思います。

元シートを複製した後、データソースを置換したいシートを開いた状態で、データソースメニューから「データソースの置換」を選択

「現在のワークシートのみを置換する」を選択

すると、ワークシートのプライマリデータソースが問題なく置換されました。非常に簡単でしたね

置換する際の注意点

従来のデータソース置換と同様に、置換する際それぞれのテーブルのカラム名とデータ型に注意してください。例えばワークシートに使用されているデータ型が置換元と異なると以下のようにエラーが出てしまいますので注意が必要です。

最後に

非常に簡単な操作でシート単位の置換を行うことができました。異なるデータソースを使って同じビューを作成したいケースは結構多いのではないかと思いますので、ぜひご参考までに。