Tableauの関数を全て試してみる〜日付関数編その3〜 #tableau
はじめに
こんにちは。DI部のtamaです。
当エントリはTableau Functions Advent Calendar 2017の11日目のエントリです。 昨日のエントリはTableauの関数を全て試してみる〜日付関数編その2〜でした。
今回は日付関数編の最後になります。 ※MAXとMINについては、数値関数エントリで紹介しているため、本エントリでは扱いません。
- 使用するTableauのバージョンは一貫して10.4.1です。
- 各関数の説明で引用しているのは、Tableauの公式リファレンスからの引用です。
- TableauHelp 関数
目次
検証環境
作業環境
- MacOS High Sierra 10.13.1
- Tableau 10.4.1
使用データ
- (原則)Tableau付属のサンプルスーパーストア
- (場合によって)関数グラフ描画用データ
- -1〜1の範囲で、0.01毎に値が並んでいるデータ
- 上記の値をディメンション「X軸」とし、その上に色々な関数をプロットする。
- 参考:Tableau 関数グラフの描画 | Developers.IO
MONTH(date)
概要
指定された日付の月の部分を整数として返します。
- DAY関数の月バージョンですね。
使ってみた
日付型「オーダー日」の月部分を取得します。
month([オーダー日])
※メジャー(数値)として返ってくるので、結果が正しいか見るために、集計を「平均」に変えています。
どういう時に使う?
- 日付部分に関する計算を行いたい時、この関数で月数部分を数値として取得して使用することができます。
- Tableauの日付型は、Tableau独自の操作が行える反面、Excelと同じ様な使い方ができないので、シンプルに数値として扱い時にも有効です。
参考文献
NOW( )
概要
現在の日付と時刻を返します。 戻り値は、接続の性質によって異なります。
ライブの、パブリッシュされていない接続については、データ ソース サーバー時間を返すようになりました。 ライブの、パブリッシュされた接続については、データ ソース サーバー時間が返されるようになりました。 パブリッシュされていない抽出の場合、ローカルのシステム時間が返されるようになりました。 パブリッシュされた抽出の場合、Tableau Server データ エンジンのローカルの時間が返されるようになりました。異なるタイム ゾーン複数のワーカー マシンがある場合、一貫性のない結果が生成される可能性があります。
- 関数自体は、今の日時を返すという単純なものです。
- 概要にありますが、接続しているデータによって、返される日時データの根拠が変わってきますので、注意しましょう。
使ってみた
特に引数は不要です。
now()
※当エントリと現在日時の関係がおかしいと思っても、突っ込んではいけません。
どういう時に使う?
- RFM分析のRecently等、現在日時を基点にした分析を行いたい時に使用できます。
- NOW関数は常に「その現在日時」を返すので、現れる数値には注意が必要です。(昨日と今日の結果は異なる)
参考文献
TODAY( )
概要
現在の日付を返します。
- 概要そのままの関数です。
使ってみた
TODAY()
※当エントリと現在日時の関係がおかしいと思っても、突っ込んではいけません。
どういう時に使う?
- RFM分析のRecently等、現在日時を基点にした分析を行いたい時に使用できます。
- NOW関数と違って、時間データが無い分、使いやすいかもしれません。
参考文献
YEAR (date)
概要
指定された日付の年の部分を整数として返します。
- DAY関数、MONTH関数の年バージョンです。
使ってみた
日付型「オーダー日」の年部分を取得します。
year([オーダー日])
どういう時に使う?
- 日付部分に関する計算を行いたい時、この関数で年数部分を数値として取得して使用することができます。
- Tableauの日付型は、Tableau独自の操作が行える反面、Excelと同じ様な使い方ができないので、シンプルに数値として扱い時にも有効です。
参考文献
おわりに
日付関数編はこれにて終了です。 どのようなジャンルのデータ分析でも、時系列でデータを分析することからは避けられないと思います。その半面、肝心のデータ・ソースには、あまり時間に関するデータが十分に揃っていないことも多いです。そのようなときにこの日付関数を駆使してみてください。
次回はtamaによるTableauの関数を全て試してみる〜型変換関数編その1です。お楽しみに。