Tableauの関数を全て試してみる〜論理関数編その3〜 #tableau

2017.12.16

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

当エントリはTableau Functions Advent Calendar 2017の16日目のエントリです。 昨日のエントリはTableauの関数を全て試してみる〜論理関数編その2〜でした。

今回は論理式編最後になります。

  • 使用するTableauのバージョンは一貫して10.4.1です。
  • 各関数の説明で引用しているのは、Tableauの公式リファレンスからの引用です。
  • TableauHelp 関数

目次

検証環境

作業環境

  • MacOS High Sierra 10.13.1
  • Tableau 10.4.1

使用データ

  • (原則)Tableau付属のサンプルスーパーストア
  • (場合によって)関数グラフ描画用データ
  • -1〜1の範囲で、0.01毎に値が並んでいるデータ
  • 上記の値をディメンション「X軸」とし、その上に色々な関数をプロットする。
  • 参考:Tableau 関数グラフの描画 | Developers.IO

IFNULL(expression1, expression2)

概要

IFNULL 関数は、結果が NULL でない場合は最初の式を返し、NULL の場合は 2 番目の式を返します。

  • 基本的には最初に指定した計算式の結果を返しますが、その結果がNULLだった場合は、2番目に指定した式の結果が返ってきます。

使ってみた

Nulllが混ざっているデータを用意しました。

「数値」という項目に対して、IFNULLを設定します。

IFNULL([数値],0)

NULLの部分が0に置き換わっています。(左上のNULLは「市区町村」のNULL)

どういう時に使う?

  • データの中に、NULL値が入っていると思われる項目に対して、IFNULL関数を使用すれば、NULLを回避することができ、その後の分析計算がスムーズになります。

参考文献

ISDATE(string)

概要

ISDATE 関数は、string 引数を日付に変換できる場合は TRUEを返し、変換できない場合は FALSE を返します。

  • 日付に変換できる文字列を判別する関数です。

使ってみた

IFNULL関数の時と同じデータを使用します。

項目「日付」に対して、ISNULL関数を使用します。

ISDATE([日付])

日付型に変換できるかどうか、真偽が判定されました。 (なんと”20177777/12/17”は変換可能みたいです)

どういう時に使う?

  • 本来、日付が入っているはずだが、もしかしたら日付以外のデータも入っているかもしれない…という項目に対して、ISDATE関数とIF文を組み合わせて使用すれば、日付とみなされたデータだけを取得することができます。

参考文献

ISNULL(expression)

概要

ISNULL 関数は、式が Nullの場合は TRUE を返し、式が NULL でない場合は FALSE を返します。

  • その名の通り、NULLかどうか判別する関数です。

使ってみた

IFNULL関数の時と同じデータを使用します。

項目「市区町村」に対して、ISNULL関数を使用します。

NULLの値だけ、真となっています。

どういう時に使う?

  • IFNULL関数とは違い、NULLかどうかを分ける関数となっていますので、この関数をフィルタとして使用し、NULL値を一気に除く…といった使い方ができると思います。

参考文献

おわりに

論理関数については、今回で終了です。 組み合わせて使うことで、分析の幅が広がると思います。

次回はtamaによるTableauの関数を全て試してみる〜集計関数編その1です。お楽しみに。