フィールドとチャートのタイプ〜Tableauでブレットグラフを作成する

2017.11.16

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

本エントリは、Tableau Desktop Qualified Associateの試験ガイド「評価するスキル」に関連する内容となります。

本エントリの概要

今回はブレットグラフの作成方法と、その使用場面について、見ていきたいと思います。

ブレットグラフとは

ブレットグラフは、あるデータを棒グラフの形で展開し、そこに比較したい基準データ(目標値など)を線の形でプロットしたものになります。 少ないスペースで、2つのデータを比較することが可能です。

Tableauにおけるブレットグラフの作成方法

Tableauには、ブレットグラフを簡単に作成できる機能がついているため、容易に作成することができます。 右上の「表示形式」というところに、ブレットグラフの項目があります。これを選択すれば、Vizをブレットグラフの原型にしてくれます。

ブレットグラフの項目を選択するために、必要な条件は以下の通りです。

  • 2個以上の「メジャー」が、(列か行に)設置してあること
  • ディメンションの有無は関係なし

作業環境

  • MacOS Sierra 10.12.6
  • Tableau 10.4

使用データ

  • 下記のWEBサービスから生成した疑似顧客データ
  • 一部手動でデータ加工(売上目標を追加)

疑似個人情報データ生成サービス

作成方法

今回は「営業の売上実績が目標値と比較して、どのようになっているのかをみたい」という場面を想定します。

まず、「売上実績」と「売上目標」を選択します。 (MacならCommandキーを押しながら、WindowsならControlキーを押しながらのクリックで、複数選択することができます。 そして、右上の「表示形式」からブレットグラフを選択します。

ブレットグラフの原型は完成です。

ただ、このままだと営業全員のデータが合算されてしまっているので、 「氏名」を行に配置して、営業メンバー毎にデータが閲覧できるようにしましょう。

今回は、上記の設定のみで、「実績→棒グラフ、目標→ライン」となりましたが、場合によっては、グラフにしたい項目と、ラインとして引きたい項目が逆になっている場合があります。 そんな場合は、軸を右クリックし、「リファレンスライン フィールドのスワップ」を選択すると、グラフ項目とライン項目が入れ替わります。

ブレットグラフの使用場面

ブレットグラフが向いているのは、ある値とある値を、セグメント別に比較したい場面が考えられます。

  • 本エントリのように、目標(KGI、KPI等)に対する進捗を把握したい時
  • 昨年の実績に対して、今年はどのくらい実績があるのか把握したい時(注釈)

おわりに

Tableauにおけるブレットグラフの作成を見てきました。 使用する場面が比較的明確であるグラフですので、その場面がきたらスムーズに使用することができそうです。

参考リンク

クイック スタート: ブレット グラフ