フィールドとチャートのタイプ〜Tableauのハイライト機能について整理する(データハイライター) #tableau

2017.11.24

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はじめに

こんにちは。DI部のtamaです。

本エントリは、Tableau Desktop Qualified Associateの試験ガイド「評価するスキル」に関連する内容となります。

本エントリの概要

今回は「データハイライター」の機能の確認と、その使用場面について、見ていきたいと思います。

そもそもハイライトとは

「データハイライター」を見ていく前に、まずそもそもTableauにおける「ハイライト」というのは、どういった機能なのかを押さえておきましょう。

ハイライトとは、その名の通りですが、特定のデータだけ強調表示する機能です。 似た機能にフィルターがありますが、フィルターは特定のデータだけに表示を絞り込むのに対し、ハイライトは全てのデータは表示したまま、特定のデータだけ目立たせる、という違いがあります。

Tableauのハイライトは、いくつか種類があるので、まずはそれを見ていきます。

  • 手動で選択する
  • 凡例から選ぶ
  • アクション機能を使ったハイライト
  • データハイライター

Tableauにおけるハイライトの種類

手動で選択する

あるビューの中で、ハイライトしたい部分をドラッグで範囲選択すれば、それでハイライトすることができちゃいます。

ちなみに、選択した部分を右クリックして、その部分に該当するデータのみコピー等もできます。

凡例から選ぶ

例えば、あるディメンションを「色」や「サイズ」に指定すると、自動的に「凡例」という項目が表示されて、「何色がディメンションの何にあたるのか」という情報がわかるようになっています。

実は、この凡例のどれかを選択すると、その部分のみがハイライトされるようになっています。

アクション機能を使ったハイライト

上記のような単純なハイライトだけでなく、細かい条件を指定し、その条件に沿ったハイライトをさせることもできます。

※上記画像は、あるデータを選択した時、選択したデータのサブカテゴリに該当する部分のデータだけハイライトされるようにしています。

「データハイライター」から若干話が逸れるため、詳細は下記を参照していただければと思います。 詳細なハイライト アクションの作成

「データハイライター」の使用手順

ここまでで、色々なハイライト機能を見てきました。 そして、ここにきてやっと出てきたデータハイライターですが、使い方自体はあっけないくらい簡単です。

ビューの中で使っている、何かしらのディメンションを右クリックし、「ハイライトを表示」を選択するだけです。 すると、「○○のハイライト」という項目が表示されます。

後は、ここからハイライトしたいものを選ぶだけです。

簡単に「事務機器」に属するデータだけを強調することができました。

「データハイライター」の使用場面

使い方は非常に簡単なデータハイライターですが、問題はどういった時に使用するのか、という部分です。 「分析するデータや環境による」という話で終わりそうではありますが、それではあまりにもアレなので、例として以下のような事を挙げられます。

  • その場で好きなデータを強調したい
  • →手動選択

  • 既に「色」や「サイズ」でディメンションが分かるようにしている

  • →既に表示されている凡例から選ぶようにする

  • データ(凡例に出て来る項目)が大量だったり、瞬時に指定した項目で強調したい場合

  • 凡例以外のディメンションで強調表示したい場合
  • →データハイライター(文字列検索でハイライトしたい項目を選択できるので速い)

おわりに

今回はデータハイライターという機能について見てきました。 シンプルな機能ではありますが、自分以外の誰かにビューを見せることがある場合、いくつか重要そうなディメンション項目をハイライト設定しておくと、見る側の助けになるかもしれません。

参考リンク