[Notion AI]テキストの精査を翻訳を繰り返す形で行ってみる

Notion AIの翻訳は結果をそのまま使うべきか悩ましいところです。結果の精査は必要ですが、結果を再翻訳することで元の文面を補完する目的にも利用できます。
2023.01.31

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Notion AIメニューは基本英文ベースであるためか、一部メニューは日本語文を対象にすると意図しない形で生成されます。故に意図通りの出力になるのか一つ一つ確認は要りますが、その中で翻訳機能に関しては恐らく問題なしと言えるでしょう。都度コピペで翻訳に掛ける必要も減るため、なかなか快適です。勿論、翻訳後の文面の精査は要るでしょう。

AIによる翻訳の一つの利用例として、翻訳を通した日本語文の補完をやってみました。

元になる文章

先に書いたブログ記事の文章を元にします。

事前に連絡されていたページがシェアされたことを確認しましょう。次に、設定されたページの権限が編集可能になっていることを確認します。実際に書き込めることを確認します

この文を使う理由は、単純に以前の検証で文意がとおる日本語文とAIが認識したっぽい、という程度のものです。

翻訳の手順

テキストを選択しても可能ですが、ブロック単位で処理にかけても構わない場合はブロックメニューからAIアシストを呼び出します。

まずは英語に翻訳して挿入します。

次に挿入した英語を再翻訳し、結果を差し込みます。

微妙に変わっていることが分かります。

確認すべき箇所

翻訳後の文面で意図が変わってしまっていないかの確認は必須です。

今回は「事前に」が「先に」に、「編集可能になっていること」が「編集可能かどうか」に変わっていますが、ニュアンスとしては同じですね。

次に「最後に、」が含まれている箇所はTODOの終わりを示すフレーズとして追加されており、ここは読み手に伝わりやすくなっていると捉えてそのままにしておきます。

あとがき

今回の多重翻訳による結果は文章の補完という点でメリットを得られました。特に必須というわけでもないのですが、別途翻訳サービスにコピペで掛ける必要がなくなり、メニューから手軽に操作できつつ挿入・差し替えの選択ができるのがポイントです。

どう使ったものかと思案している場合の一例として参考になれば幸いです。