NotionAIを活用した文章整理術 #Notion #NotionAI

プライベートにてNotionに書いた文書を推敲したい時や、DevIO向け原稿の見直しにはNotionAIを用いています。実際にどんな手続をとっているのか、実際の推敲手順をベースにして書いてみました。
2023.08.29

特定テーマに関するページを整理する手段について投稿したものの、wiki化とDB追加以外にはほぼ何も触れていないことに気が付きました。

整理方法を見直したところ、過去にAIを使った整理例を書いていましたが、部分的な使い方のみで実用的な内容とは言い難いものでした。

DevIO原稿で用いている手順を元に、具体的なページテキストの整理手順の一例を書いてみました。

あるとよいもの

NotionAIプラン契約をしておくと色々と手間が省けます。無料枠でも内容次第で多分ギリギリ行けるかと思います。

事前にやること

文字を小さくしつつ左右幅を狭くします

1年ほど前にNotionでやる気を出すための記事を書きましたが、これはその中で個人的に現在も即やっているものです。主に画面内文字量を増やすことが目的です。

整理の手順

まずは書いたテキストをNotionAIに要約させます。これはページの一番上にブロックを追加して行いましょう。

要約で生成されたテキストにてページの内容をおおまかに把握できるか確認します。問題なければコールアウトにしておきましょう。万が一支離滅裂な内容であれば、ページ内テキストをそれぞれ改善していきます。NotionAIが使えるなら指示しても構いません。

問題は改善処理する際に各ブロック同士で影響して、改善前と全く異なる文章になりかねないところ。全ブロックをトグル化して、個別にブロックを開くことで影響なく改善が可能です。注意すべき点として、改善前後でテキストが全く逆の意味になってしまうこともあります。これはトグル化でもカバーできません。単純に改善指示を出すだけでなく読み解きましょう。

トグル併用による挙動の変化については以前記事としてあげています。

次に、テキストブロックの中で4行以上に及ぶテキストがある場合。該当ブロックに対してAIにてカスタムアクションの抽出を行います。もしも3つ以上のステップが生成された場合は、該当部分については文章ではなくリスト化しておいたほうがよいでしょう。

通して改善し終えたら、改めてページ一番上でAIにて要約させます。問題なければコールアウトにしておきましょう。

あとがき

NotionAIが使えない場合、秘匿情報を含まないような外部公開しても問題ないテキストであればChatGPTに改善指示するのもありでしょう。ただし、いずれのAIも実行する度に結果が変わります。一度目の出力が全てではありません。必要に応じて回数を重ねましょう。

注意すべき点は、ChatGPTの改善はNotionAIと違って、段落毎ではなく文書全体に対して一気に行います。結果として全く異なる構成の文書が生成されるケースも多々あります。文書の起承転結を維持したい場合は段落毎に改善指示を渡すべきです。

NotionAIを利用したい場合は、可能であれば事前にスペースのプランを年額プランにしておくことをおすすめします。NotionAIの支払いプランはスペースのプランと同一設定となっており、スペースのプランが月払いであればAIも月払いになります。そして、年払いであれば月払よりも20%割引になります。