技術者視点から見た東京ゲームショウ2013

技術者視点から見た東京ゲームショウ2013

Clock Icon2013.10.10

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ゲームショウ、今年も行ってきました

コンシューマゲームの年1回のお祭り東京ゲームショウ2013(以下TGS2013)が、2013年9月19日から22日まで、幕張メッセで行われました。
うち、19日と20日はビジネスデーで、21日と22日がパブリックデーです。
ゲームショウが行われるのは、今回で23回目となります。
せっかくなので、このコンシューマゲームの祭典を、技術者の視点から見てみましょう。

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今年のテーマは、「ゲームは進化し続ける。」

今年のゲームショウ、全体としてのテーマは「ゲームは進化し続ける。」でした。
次世代の高機能ゲーム機の発売が控える中、Microsoftのブースが復活したり、Sonyはゲームソフトと一緒にXperiaの宣伝にも力を入れています。

今回から9ホールが追加され、過去最高の33の国、352社、962タイトルが展示されました。
ビジネスデーでは、アジアニュースターズコーナーを新設し、東南アジア市場へのビジネスチャンスが広がりました。
その他、新コーナーとして、乙女ゲームコーナーやクラウドゲーミングコーナー、インディーズゲームコーナーといった、ニッチな層を狙ったコーナー、これからの発展を予感させるコーナーが充実していました。
※写真は、XPERIAのヘッドマウントディスプレイ「HMZ-T3W」の試遊ブース

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ソニーブースの様子

 今回のゲームショウの目玉となったのはソニーブースの次世代機、プレイステーション4がプレイアブル出展されているところでした。
なお、国内でプレイステーション4が実際にプレイできるのは今回のTGSが初となります。
ビジネスデー・パブリックデー共に、朝から整理券を含め長蛇の列ができていました。

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PS4の他にもこの前行われたカンファレンスで発表されたPSVita tvの出展、新型PSVitaの展示やプレイアブルなども行われており、こちらはPS4よりは早い時期に発売されるので購入を検討する人が囲んでいた印象でした。

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マイクロソフトブースの様子

 Microsoftも前回は出展しなかったものの、今回はXbox Oneが控えてるいるからかブースを大きく出展してました。
こちらも、Xbox Oneが国内でプレイできる最初の機会ということで、注目を集めていました。
初代Xboxからのカラーである緑色を毎回ブースの基調カラーとしているのが特徴で、今回もご多分に漏れずでした。

xboxxbox2

配布物や列時間が一目瞭然

 新たな試みとして、デジタルサイネージが導入されていました。
今現在の配布物と、また待機列の長さを、各社の情報を元に順番に表示していくスタイルです。
これをみると、どこの列が長くて、どこで配布しているかが一目瞭然なため、効率よく

他にも、今回のTGSから公式アプリケーションが配布されていました。
TGSナビというアプリで、Android版とiOS版とあります。
オフラインでも会場マップが判るようにというのが大きな役割のようです。
運営側も、どんどんこういった技術を取り入れていく姿勢はすごくいいですね。
こちらも、優先列や整理券といったものに今後機能拡張していってくれることを期待します。

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通信状況も改善されて快適でした

 催事では何かと助かるのが移動基地局。携帯電話各社の移動基地局も、東側と西側にそれぞれ1台ずつ、各社設置されており、電話がしづらくなるという状況は生まれませんでした。
他にも、基本的にはゲームショウ内は出展ゲーム機の通信の妨げにならないように、Wi-Fiが禁止されています。
ただ闇雲に禁止するわけではなく、それ以外の場所ではフリーWi-Fiスポットを設置したり、すれちがい通信用スペースを確保したりと、ユーザの利便性を損なわない形での制限をかけていました。
PSP・PSVitaや

mobilephone

最後に

コンシューマ機が進化してネットワークと結びついたことで、これまでゲームと縁がなかった人がどんどん関わりを持てる、そんな時代になりました。
逆に言うと、コンシューマ機に対して、ビジネスチャンスが生まれているとも言えます。
携帯アプリもそうですが、そういった幅広いところに数売って当てる方式で、なにかおっきいことをしたい、そんな事を考えるTGSでした。

※本ブログで掲載されています写真は、利用許可済のものを使用しております。

そのほか

 グリーさんのブース。スマホゲームで宣伝に一番力を入れてるのはグリーさんですかね。

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今話題の艦隊これくしょん、こと艦これの、ぜかましチャンクリアファイルの貰える講習会とか割と人気でした。
クラウドで処理をした結果を通信させるプロキシみたいな動作ってのは、デバイスのCPUが非力でも動作させることができるので、その証明に艦これはちょうどいいみたいです。

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