TiDB CloudをDatadogと連携させてみた
こんにちは、ゲームソリューション部のsoraです。
今回は、TiDB CloudをDatadogと連携させてみたことについて書いていきます。
はじめに
TiDB Cloudは以下のようにサードパーティとの統合が可能です。
今回はその中でオブザーバビリティツールとして使用されるDatadogとの連携をしていきます。
Datadogとの統合は、現在ベータ版であり、かつDedicatedクラスタのみ対応しています。
以下公式ページを参考に進めていきます。
(Datadog) APIキーの作成
DatadogにてAPIキーを作成します。
Organization Setting>API Keys
からAPI Keys
にて作成することができます。
アカウント作成後に削除してなければ、既に1つ存在している状態だと思います。
新規に作成する場合もKeyの名前を入力するだけで作成することができます。
作成後はキーの値をコピーしておきます。
(TiDB Cloud) Datadogとの統合
TiDB Cloudにて、Project Settings
のIntegrations
からDatadogを選択します。
API Key
には先ほどDatadogで作成した値、Site
にはDatadogのアカウント作成時に選択したデータ保管先のリージョンを選択します。
※AP1(日本)は選択肢になかったため、2024/9/9時点では非対応だと思います。
Test Integration
を押すと統合のテストが実行されて、成功した場合はConfirm
ボタンが表示されます。
Confirm
を押して確認が完了すると、以下のように統合が完了します。
ちなみに、Dashboard
を押すとDatadogのダッシュボード一覧画面に遷移することができます。
これだけでTiDB Cloud側の設定は完了です。
1点、TiDB Cloudのクラスタ単位ではなくプロジェクト単位で紐づくことは理解しておく必要があるかなと思います。
あと余談ですが、連携後のAPI Keysの表示がNew Relicはxxxxx……
、Datadogは……xxxxx
と隠されている部分が異なっていました。
(Datadog) ダッシュボードの追加
最後にDatadogにてダッシュボートの追加を行います。
Integrations
にて検索して、TiDB Cloudを選択します。
INSTALL
を押して、表示される画面にてInstall Integration
を押します。
その後、Dashboards
にて、TiDB Cloud Cluster Overview
が追加されていることが確認できます。
TiDB CloudにてDedicatedクラスタを作成してみると、Datadogにメトリクスが送信されていることが確認できました。
New Relicと同様に、プロジェクト名やクラスタ名を指定して表示することも可能です。
最後に
今回は、TiDB CloudをDatadogと連携させてみたことを記事にしました。
想像以上に簡単に、TiDB CloudとDatadogを連携させることができました。
どなたかの参考になると幸いです。