【試してみた】Windows2016でAmazon Time Sync Serviceに同期してみた #reinvent
はじめに
Time Sync ServiceはAWSが提供するマネージドのNTP(時刻同期)サービスです。
Windows Server 2016でTime Sync Serviceに同期してみました。
Time Sync Serviceへの同期
Windows Server 2016を起動し、同期状態を確認します。
ソースが"time.windows.com"である事がわかります。
> w32tm /query /status 閏インジケーター: 0 (警告なし) 階層: 5 (二次参照 - (S)NTP で同期) 精度: -6 (ティックごとに 15.625ms) ルート遅延: 0.1907794s ルート分散: 0.1812693s 参照 ID: 0x0D4158A1 (ソース IP: 13.65.88.161) 最終正常同期時刻: 2017/11/30 6:05:50 ソース: time.windows.com,0x8 ポーリング間隔: 7 (128s) >
Amazon Time Sync Serviceには、169.254.169.123を通してアクセス出来ます。
以下のようにコマンドを実行します。
> net stop w32time Windows Time サービスを停止中です. Windows Time サービスは正常に停止されました。 > w32tm /config /syncfromflags:manual /manualpeerlist:"169.254.169.123" コマンドは正しく完了しました。 > w32tm /config /reliable:yes コマンドは正しく完了しました。 > net start w32time Windows Time サービスを開始します. Windows Time サービスは正常に開始されました。 >
同期状態を確認すると、ソースが169.254.169.123に変わりました。
EC2の再起動後も、169.254.169.123に同期されていました。
> w32tm /query /status 閏インジケーター: 0 (警告なし) 階層: 4 (二次参照 - (S)NTP で同期) 精度: -6 (ティックごとに 15.625ms) ルート遅延: 0.0006676s ルート分散: 7.7954406s 参照 ID: 0xA9FEA97B (ソース IP: 169.254.169.123) 最終正常同期時刻: 2017/11/30 7:11:12 ソース: 169.254.169.123 ポーリング間隔: 6 (64s) >
タイムゾーンをJSTに変更している場合でも、問題なく同期されました。
> tzutil /s "Tokyo Standard Time" > w32tm /query /status 閏インジケーター: 0 (警告なし) 階層: 4 (二次参照 - (S)NTP で同期) 精度: -6 (ティックごとに 15.625ms) ルート遅延: 0.0007217s ルート分散: 0.0180779s 参照 ID: 0xA9FEA97B (ソース IP: 169.254.169.123) 最終正常同期時刻: 2017/12/01 1:06:16 ソース: 169.254.169.123 ポーリング間隔: 7 (128s) >
さいごに
Windows Server 2016でTime Sync Serviceに同期してみました。
Windows Serverをプライベートサブネットに配置する際などに利用できるかと思います。
参考
- Windows Time Service Tools and Settings
- Introducing the Amazon Time Sync Service
- Amazon Time Sync Service で時間を維持する
- Setting the Time for a Windows Instance
検証環境
- Windows_Server-2016-Japanese-Full-Base-2017.11.19 (ami-75f84413)