【AlteryxDesigner】Alteryxで移動年計を算出する方法

2022.03.29

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こんにちは。AlteryxやTableauについて絶賛勉強中のMasashiです。

今回は「Alteryxで移動年計を算出する方法」をご紹介したいと思います。

移動年計についての詳細は本ブログでは割愛しますが、分析を行う上で様々な場面で活用できるため、お役に立てれば幸いです。

Alteryxの環境と使用データ

【Alteryxの環境】

Alteryx Designer バージョン: 2021.4.2

【使用データ】

今回利用するサンプルは、下の図のようになります。

 

作成したワークフロー

今回は計算を簡単にするため、単純移動平均で当月と前月、前々月の3カ月分を使用し算出します。

全体のワークフローは以下のようになります。

<全体ワークフロー>

<使用ツール>

・複数行フォーミュラツール

 

 

では、処理について詳細を見ていきましょう。

複数行フォーミュラツール

複数行フォーミュラツールを活用し、移動年計を算出します。

詳細な設定は以下

<設定>

  • 「行数」:前後の項目何個までを範囲とするか指定。今回は前々月までを対象とするので3としている
  • 「存在しない行の値」:値が存在しない範囲(最初の2か月)を計算対象に含めないように指定
  • 「式」で実際の計算式を入力

 

算出結果

算出結果は、以下のようになります。

今回の例では、最初の2か月は値が存在しないため「0」と表示されております。

※参考情報:

複数行・複数列の計算をしてみよう- 今日からはじめるAlteryx再入門アドベントカレンダー

複数行フォーミュラツール

 

まとめ

以上のように「複数行フォーミュラツール」を使用することで、簡単に移動年計求めることが可能となります。

本ブログを応用し他のツールと組み合わせを行うことで、より詳細な分析を行うことができるため、是非ご活用ください♪