Notion内の検索で除外のフィルタを適用できないかどうか確認してみた

Notionに文書を蓄積していくと、検索で絞り込む際に除外し難いのがネックと感じるようになりました。何か対処方法はないかと確認した結果を書いてみました。
2022.05.24

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使い慣れていない道具は慣らすまでは癖等掴むしかないなと実感するこの頃です。

Notionでの検索は左メニュー上部にある「検索」にて行なえますが、ポイントは除外検索ができないところです。Google検索と同じようなノリでやってもしっかり掴んでくれます。

諦めるしかないかというとそうでもありません。公式から正式な告知ではないものの返答を見つけたので試してみました。

検索から除外する方法

該当する公式からの返信は以下の通り。

要約すると、ゴミ箱に入れると検索対象から外れる というものです。正直荒い対処方法だなとは思いましたが、実際にやってみると確かに検索結果から外れています。

まずは適当にページを作ります。

検索をかけるとヒットします。

次にゴミ箱に突っ込みます。なお、検索結果は前回の内容を維持しているため、前回入力した検索ワードを削除した後に再入力します。

「削除されたページを検索」とあるとおり、ゴミ箱に対する検索は別区分となっているため除外されています。

除外検索を行う手段はあるのか

ゴミ箱に入れることで除外されることは分かりましたが、事情を知らない状態で空にされると取り返しがつきません。

クライアントやブラウザ上では除外検索ができないものの、他に手段はないものかとAPI等を辿ってみました。

パラメータとして存在する主な項目はqueryfilterで、それぞれページタイトル検索とオブジェクト検索を意味します。それぞれのオプションも追って確認しましたが、除外指定が一切見当たりません。

これらの点から、現状はそもそもシステム側に除外指定を受け付けていない能性があります。対案としては以下の通り。

  • 検索結果に対して除外する処置を自前実装する
  • 検索する範囲をページツリー単位で絞れるようにドキュメント設計を行う

あとがき

Notionの検索でノイズがやや引っかかりがちなことは悩みでしたが、原因としては区分けせずにまるごと突っ込んでいるところです。現状の検索仕様をそのまま受け入れる場合、以下の工数を掛ける必要がありそうです。

  1. 1次情報の入力
  2. 情報の分類、タグ付け等のページ単位での仕分け
  3. メタ情報を活かす目的でDBを利用

幸いにもアクセスしているページを起点として、子ページやDBに検索範囲を限定することも可能です。慣れないうちはページ内の情報量を一定で抑えつつ、ページツリーの子ページに直接飛べるブックマークを作成する等での対処も検討すべきかもしれません。