[アップデート]RDS for Db2 がリリースされたので構築してみた #AWSreInvent

[アップデート]RDS for Db2 がリリースされたので構築してみた #AWSreInvent

IBM Db2をRDS上で利用できるようになりました。
Clock Icon2023.11.29

こんにちは、崔です。

IBM Db2 が RDSで利用可能になりました。RDS for Db2 がGAリリースです。

これにより、マネージドデータベースとしてDb2を利用することができます。
注意点を確認しながら、さっそく構築していきましょう。

やってみた

RDS for DB2 では、2つのエディションが選択可能です。

  • IBM Db2 Standard
  • IBM Db2 Advanced

今回は、IBM Db2 Standard を作成します。
現在、提供されているエンジンバージョンは、11.5.9.0 になります。

カスタムパラメータグループの作成

まず、RDSインスタンス作成前に、カスタムパラメータグループを作成する必要があります。

これは、RDS for Db2 が BYOL モデルのみ提供されており、持ち込むライセンス情報を2つのパラメータに設定する必要があるためです。(Licence Include モデルは提供されていません)

  • rds.ibm_customer_id
  • rds.ibm_site_id

まずは、パラメータグループファミリーから、db2-se-11.5 を選択します。(今回はStandard Edition を構築します)

次に、パラメータを編集します。検索ボックスに rds と入力すると、パラメータが2つHitします。
これらの値に、Customer ID と Site ID のライセンス情報を入力します。

RDSインスタンスの構築

それでは、RDSインスタンスを構築していきましょう。

標準作成を選択して、IBM Db2を選択します。
エディションは、今回は IBM Db2 Standard を選択します。

次に、インスタンスクラス・サイズを選択します。

現時点で構築可能なインスタンスサイズは次のとおりです。(東京リージョン・2023/11/28時点)

  • Standard Edition
    • db.m6i.large - db.m6i.8xlarge
    • db.m6in.large - db.m6in.8xlarge
    • db.m6idn.2xlarge - db6idn.8xlarge
    • db.x2iedn.xlarge
    • db.r6i.large - db.r6i.4xlarge
    • db.r6in.large - db.r6in.4xlarge
    • db.r6idn.2xlarge - db.r6idn.4xlarge
    • db.t3.small - db.t3.2xlarge
  • Advanced Edition
    • db.m6i.12xlarge - db.m6i.32xlarge
    • db.m6in.12xlarge - db.m6in.32xlarge
    • db.m6idn.12xlarge - db6idn.32xlarge
    • db.x2iedn.2xlarge - db.x2iedn.32xlarge
    • db.r6i.8xlarge - db.r6i.32xlarge
    • db.r6in.8xlarge - db.r6in.32xlarge
    • db.r6idn.8xlarge - db.r6idn.32xlarge

今回は、db.t3.small を選択します。

次にストレージを設定します。
gp3 と 20GiB にしました。

次にセキュリティグループを設定します。
新規作成を選択すると、ポートにデフォルトの50000が設定されました。

最後に、パラメータグループを設定します。
最初に作成したパラメータグループを選択します。

これで、データベースの作成をクリックして完了です。
今回は、ライセンスを持ち合わせておらず、ライセンス番号を入力していないので、キャンセルして終了しました。

ライセンスに関する注意書きが、最後に記載されていますね。
(前からあったのか、今回のリリースで追加されたのか・・? ちょっと分からなかったです)

まとめ

今回のリリースでマネージドサービスであるRDSでDb2が利用可能になりました。

ストレージの自動スケーリング、バックアップ・リストア、ストレージの暗号化、Multi-AZ構成、拡張モニタリングなどが既にサポートされていますので、EC2上に構築する場合と比較すると、大きく手間を減らすことができます。

また、現時点では、Performance Insights や Reserved Instance 対応などが未対応ですので、アップデートが待たれるところです。楽しみに待ちましょう。

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