【書籍制作ワークフロー】ReVIEW 入門 #04 – PDF を生成してみる
前回アッサリと ePUB の生成に成功しました。今回も同じようなノリで PDF の生成をやってみるとします。
PDF を生成してみる
こちらも ePUB と同じく、以下のコマンド一発を実行するだけで OK です。
bundle exec review-pdfmaker config.yml compiling preface.tex compiling ch01.tex compiling ch02.tex sh: extractbb: command not found sh: extractbb: command not found ・・・
と思ったら壮大にエラーが出ました。
どうやらReVIEW から PDF を生成するには TeX 環境を用意しなくてはならないようです。ググってみましたが、どうも TeX 関連はまとまりに欠けた情報ばかりで戸惑いましたが、最終的に以下に紹介する方法で構築するに至りました。
Step.1) Ghostscipt をインストール
Ghostscript とは、PostScript や Portable Document Format (PDF) などアドビシステムズのページ記述言語用のインタプリタおよび、それを元にしたソフトウェアパッケージのことです。
Homebrew からインストールします。
$ brew install ghostscript
Step.2) ImageMagick をインストール
ImageMagick とは、画像を操作したり表示したりするためのソフトウェアスイートです。GIF、JPEG、JPEG 2000、PNG、PDF、Photo CD、TIFF、DPXなど100種類以上の画像ファイルフォーマットに対応しています。
こちらも Homebrew からインストール。
$ brew install imagemagick
Step.3) MacTeX をインストール
MacTeX(マックテフ)は、OS X 用の TEX ディストリビューションであり、組版処理ソフトである TEX を使うための標準的なファイル一式がまとめられています。
以下のサイトよりインストーラをダウンロードします。
ダウンロードしたインストーラを起動します。
ここでカスタマイズを選択
インストールするパッケージを選択するわけですが、TeXLive-2012のみを選択します。
そしてインストール処理を実行します。終了したら準備は完了です。では再度PDF生成を試みます。
$ bundle exec review-pdfmaker config.yml compiling sample.tex ・ ・ ・ 128050 bytes written
今度はうまく行ったようです。ディレクトリ内に PDF ファイルが生成されています。