Amazon Connect で ThrottledCalls メトリクスが記録された時の回避方法
困っていた内容
Amazon Connect を利用して複数のエージェントより架電をしておりますが、架電ができない事象が発生しました。 CloudWatch メトリクスを確認すると、ThrottledCalls のメトリクスが記録されていることを確認しました。 回避方法を教えてください。
どう対応すればいいの?
ThrottledCalls は「1 秒あたりの呼び出しレート」が上限を超えた際に記録されるメトリクスとなります。 Amazon Connect のサービスクォータとなる「インスタンスあたりの同時アクティブ呼び出し数」の上限緩和申請を実施することで、「1 秒あたりの呼び出しレート」を増やすことができ、ThrottledCalls を回避することができます。
ThrottledCalls 1 秒あたりの呼び出しレートが、サポートされるクォータを超えたためにために拒否された音声呼び出しの数。呼び出しのレートを増やすには、インスタンスあたりの同時アクティブ呼び出しのサービスクォータの引き上げをリクエストします。
「インスタンスあたりの同時アクティブ呼び出し数」のデフォルト値については「10」となっておりますが、「1 秒あたりの呼び出しレート」についての具体的な値は非公開(内部情報)となります。 そのため、ThrottledCalls が発生した際には、「インスタンスあたりの同時アクティブ呼び出し数」の上限緩和申請を実施いただき、その後、ThrottledCalls が継続して発生するかをご確認いただき、継続して発生する場合は、改めて「インスタンスあたりの同時アクティブ呼び出し数」の上限緩和申請を実施いただけますと幸いです。
上限緩和申請については、Service Quotas または AWS サポート経由での上限緩和申請のケース起票により実施することができます。 Service Quotas 経由での申請については、下記の方法を参考に実施いただければと存じます。
- AWS Service Quotas へアクセス【URL】
- リージョンの確認
- 【AWS のサービス】を選択
- 緩和対象サービスを選びリクエストを選択
- 引き上げる値を入力して申請
- 引き上げ後の結果を確認