Aurora スナップショットの S3 エクスポートが「起動中(STARTING)」のまま進行しない場合の原因について
困っている内容
Aurora のスナップショットを S3 へエクスポートした際、エクスポートタスクのステータスが「起動中(STARTING)」のまま長時間進行しない。
エラーは発生しておらず、最終的には完了するものの通常よりも大幅に時間がかかっているため、原因を知りたい。
回答
スナップショットの S3 エクスポートでは、データの抽出前にスナップショットの復元処理が行われます。
この復元処理は様々な要因の影響を受けるため、通常よりも時間がかかる場合があります。
注記
DB クラスタースナップショットからデータをエクスポートするには、スナップショットを復元する必要があります。復元時間は、使用可能な帯域幅に対して AWS リージョンが受信するネットワークトラフィック量など、さまざまな要因の影響を受けます。トラフィックが突然増加すると、予想よりも完了時間が長くなる可能性があります。
エクスポートタスクのステータスが「失敗(FAILED)」ではない場合、時間経過によりエクスポートが完了する可能性はあります。
補足
ステータスの遷移
エクスポートタスクは以下のステータスで遷移します。
- スナップショットの復元(ステータス: STARTING)
- S3 へのデータ抽出・転送(ステータス: IN_PROGRESS)
- 完了(ステータス: COMPLETE)
なお、処理中に問題が発生した場合は Failed(失敗) へ遷移します。
エクスポートタスクは、Amazon S3 にデータを抽出する前に、データベース全体を復元してスケールします。この段階では、エクスポートタスクには「開始」 ステータスが表示されます。タスクが Amazon S3 へのデータのエクスポートを開始すると、ステータスが「進行中」に変わります。エクスポートタスクが成功すると、ステータスにはタスクが「完了」したことが示されます。エクスポートタスクプロセスに問題がある場合、ステータスにはタスクが「失敗」したことが示されます。
S3 エクスポートの開始時間を短縮する代替案について
スナップショットの S3 エクスポートの開始時間を短縮する代替案として、S3 へのライブ DB クラスターエクスポートがあります。
この方法ではスナップショットの復元処理が不要なため、開始時間が短くなる可能性があります。
なお、Aurora MySQL v2/v3 の場合、スナップショットの S3 エクスポートで使用される高度なエクスポートメカニズムは、ライブ DB クラスターエクスポートには適用されない点にご留意ください。
Aurora MySQL バージョン 2 とバージョン 3 のスナップショットデータをエクスポートすることで得られる高速パフォーマンスは、DB クラスターデータのエクスポートには当てはまりません。
Aurora MySQL バージョン 2 とバージョン 3 の DB クラスタースナップショットでは、高度なエクスポートメカニズムを使用して、パフォーマンスを向上させ、エクスポート時間を短縮します。このメカニズムには、Aurora 共有ストレージアーキテクチャを活用するための複数のエクスポートスレッドや Aurora MySQL パラレルクエリなどの最適化が含まれています。この最適化は、データセットのサイズと構造に応じて適応的に適用されます。
参考資料







