EFS のバーストクレジットはどの様に蓄積されるのか教えてください

EFS のバーストクレジットはどの様に蓄積されるのか教えてください

Clock Icon2023.09.02

この記事は公開されてから1年以上経過しています。情報が古い可能性がありますので、ご注意ください。

困っていること

現在、EFS をバーストスループットモードで利用しています。
EFS の CloudWatch を確認したところ、バーストクレジットが減少しており、このペースだとバーストクレジットが枯渇するまであと 1 週間ほどであるかと予測しています。 上記に背景より、バーストクレジットが蓄積される時間を作りたいと考えています。EFS のバーストクレジットはどの様に蓄積されるのか教えてください。

どう対応すればいいの?

バーストクレジットは、一定期間ファイルシステムへのアクセスを行わない、もしくはベースラインレート以下のパフォーマンスの状態にバーストクレジットが増加します。 発揮している性能がベースラインレート(= クレジット回復力)を下回る場合には、バーストクレジットは減ることはございません。ベースラインレートはファイルシステムサイズ 1 GiB あたり 50 KiB/s 増加します。
バーストクレジットが慢性的に減少傾向にあるときはプロビジョニングモードへの切り替え、あるいはファイルシステムサイズの底上げをご検討ください。

Amazon EFS バーストクレジットについて
バーストスループットを使用すると、各ファイルシステムは、EFS Standard または EFS One Zone Standard ストレージクラスに保存されているファイルシステムのサイズによって決まるベースラインレートで、時間の経過とともにバーストクレジットを獲得します。ベースラインレートは 50% です。MiBpsストレージのテビバイト [TiB] あたり (50 に相当)KiBpsストレージの GiB あたり)。Amazon EFS は読み取りオペレーションを書き込みオペレーションの最大 3 分の 1 のレートまで計測できるため、ファイルシステムのベースラインレートを最大 150 に抑えることができます。KiBps1 GiB あたりの読み取りスループット、または 50KiBps1 GiB あたりの書き込みスループット。

ファイルシステムは、ベースラインの従量制レートでスループットを継続的に向上させることができます。ファイルシステムは、非アクティブであるか、スループットをベースラインの従量制レートより低くするたびに、バーストクレジットを蓄積します。蓄積されたバーストクレジットにより、ファイルシステムは、ベースラインレートを上回るスループットを駆動できます。

たとえば、EFS Standard ストレージに 100 GiB の従量制データがあるファイルシステムのベースラインスループットは 5 です。MiBps。非アクティブ状態が 24 時間続くと、ファイルシステムは 432,000 MiB (5 MiB) 相当のクレジットを獲得します。×86,400 秒=(432,000 MiB)、これを使用して 100 でバーストできます。MiBps72 分間 (432,000 MiB)÷100MiBps =72 分)。


補足

他に考えられる方法として、バーストスループットモードは、「ファイルシステム内のストレージの量に応じてスケールするスループットを提供するように構築」 されております。
このバーストスループットモードの仕様を利用してストレージ容量を意図的に増やす、Linux の dd コマンドなどでダミーのファイルを作成いただきファイルシステムサイズを大きくしてベースラインレートの底上げを図るといった方法もございますのでご検討ください。

参考情報 (P35)

参考資料

Share this article

facebook logohatena logotwitter logo

© Classmethod, Inc. All rights reserved.