EFS レプリケーション実施時に既存ワークロードへの性能影響はありますか?

EFS レプリケーション実施時に既存ワークロードへの性能影響はありますか?

Amazon EFS レプリケーションは AWS グローバルバックボーン上で独立して処理されるため、既存ワークロードのスループットやバーストクレジットには影響しません。
2026.05.27

困っていた内容

Amazon EFS のレプリケーションを設定しようとしています。レプリケーションを有効にした場合、既存のワークロード(EFS を利用しているアプリケーション)のパフォーマンスに影響が出るのか気になっています。

具体的には以下の点が懸念です。

  • レプリケーションによってレスポンスタイムが悪化しないか
  • スループットが低下しないか
  • バーストクレジットが消費されないか
  • レプリケーションを一時的に止めたい場合はどうすればいいか

どう対応すればいいの?

結論として、EFS レプリケーションは既存ワークロードの性能に影響しません。

レプリケーションが性能に影響しない理由

EFS レプリケーションのトラフィックには以下の特性があります。

  • レプリケーショントラフィックは AWS グローバルバックボーン上に留まる
  • バーストクレジットを消費しない
  • プロビジョニングされたスループットにも算入されない

つまり、レプリケーションによるデータ転送は、ファイルシステムのスループット枠とは別枠で処理されます。既存のワークロードが利用可能なスループットやバーストクレジットに変化はありません。

レプリケーションの RPO について

EFS レプリケーションは、ほとんどのファイルシステムで RPO(Recovery Point Objective)15 分を維持するよう設計されています。ただし、以下の条件に該当する場合は 15 分を超える場合があります。

  • ソースファイルシステムのファイル数が 1 億を超える場合
  • 100 GB を超えるファイルが含まれ、かつ頻繁に変更される場合

レプリケーションの同期状況は、Amazon CloudWatch の TimeSinceLastSync メトリクスで監視できます。

レプリケーションの一時停止について

EFS レプリケーションには一時停止(pause)機能がありません。レプリケーションを停止する必要がある場合は、レプリケーション設定自体を削除する必要があります。

レプリケーション設定の削除は、AWS マネジメントコンソール、AWS CLI、API のいずれからも実行できます。

AWS CLI での削除例:

aws efs delete-replication-configuration \
  --source-file-system-id fs-0123456789abcdef1

なお、レプリケーション設定を削除すると、レプリケーション先のファイルシステムは書き込み可能な状態になります。再度レプリケーションを開始する場合は、レプリケーション設定を新規に作成する必要があります。

参考情報

最初のレプリケーションが終了すると、Amazon EFS はほとんどのファイルシステムに対して 15 分の目標復旧時点 (RPO) を維持します。ただし、ソースファイルシステムに非常に頻繁に変更されるファイルがあり、1 億を超えるファイルや 100 GB を超えるファイルがある場合、レプリケーションに 15 分以上かかる場合があります。

デスティネーションファイルシステムにフェイルオーバーする必要がある場合は、そのファイルシステムがメンバーとなっているレプリケーション設定を削除します。レプリケーション設定を削除すると、デスティネーションファイルシステムが書き込み可能になり、レプリケーション上書き保護が再び有効になります。

Once configured, replication begins immediately. All replication traffic stays on the AWS global backbone, and most changes are replicated within a minute, with an overall Recovery Point Objective (RPO) of 15 minutes for most file systems. Replication does not consume any burst credits and it does not count against the provisioned throughput of the file system.

参考日本語訳
設定が完了すると、レプリケーションは直ちに開始されます。すべてのレプリケーショントラフィックはAWSのグローバルバックボーン上で処理され、ほとんどの変更は1分以内にレプリケートされます。また、ほとんどのファイルシステムにおいて、全体的なリカバリポイント目標(RPO)は15分です。レプリケーションはバーストクレジットを消費せず、ファイルシステムのプロビジョニング済みスループットにもカウントされません。


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