Amazon FSx for Windows File Server で Microsoft AD を連携する方法とその展開⽅式の違いを教えてください

2023.06.18

困っていること

Amazon FSx for Windows File Server を利用予定です。
当該サービスを利用する際に、Microsoft Active Directory と連携して使用すると思いますが、「連携(利用)方法」「展開⽅式の違い」 を教えてください。

どう対応すればいいの?

Microsoft Active Directory の連携(利⽤)⽅法

以下 3 つの連携(利用)方法があることをご認識ください。

  • オンプレミスの Microsoft Active Directory を参照
  • EC2 Windows で Microsoft Active Directory のオンプレミスの Domain Controller (DC) をレプリケーションし運⽤・管理(Self-managed Microsoft AD)
  • AWS Managed Microsoft AD の利⽤

参考資料 (P46)

展開⽅式の違い

オンプレミスの Microsoft Active Directory を参照

オンプレミスのデータセンターで認証が行われるため、オンプレミス側での障害、AWS と接続しているネットワーク間で障害が発生した場合は認証が困難になります。

Domain Controller (DC) を EC2 でレプリケーション(Self-managed Microsoft AD)

レプリケーションによる運用と管理はあるものの、ネットワークやドメインコントローラー障害があった場合でも AWS をご利用したい要望がある際はこちらの選択になります。 他のワークロードが AWS 上にあり既存環境の考慮や、耐障害性を向上されたい場合は選択肢としてご検討ください。

AWS Managed Microsoft AD の利⽤

新規フォレストを作成して、別のドメインで新たにワークロードを実現する場合は、こちらの選択になるかと思います。

組織が ID とデバイスを管理するために AWS Managed Microsoft AD を使用している場合は、Amazon FSx ファイルシステムを AWS Managed Microsoft AD と統合することをお勧めします。これを行うことにより、AWS Managed Microsoft AD で Amazon FSx を使用するターンキーソリューションを取得します。AWS は、2 つのサービスのデプロイ、オペレーション、高可用性、信頼性、セキュリティ、およびシームレスな統合を処理し、独自のワークロードを効果的に運用することに集中できるようにします。

参考資料 (P47,48)

参考資料