「QuickSightが自動的に分析を更新するために、このビジュアルで使用されているフィールドのデータ型の変更が多すぎます。フィールドのデータ型を調整するには、現在のデータ型を編集または置換します。」というエラーが発生した際の対処方法

2023.12.10

この記事は アノテーション株式会社 AWS Technical Support Advent Calendar 2023 | Advent Calendar 2023 - Qiita 10日目の記事です。

困っている内容

QuickSight にて DynamoDB の情報をデータセットとして取り込み、そのデータセットを使用して分析を作成しています。

データセットの編集にて、型をいくつか変更(整数→文字列への変換がほとんど)して保存し、分析にてそのデータセットでビジュアルを作成した所、以下のエラーが発生し、ビジュアルが表示できませんでした。

「QuickSightが自動的に分析を更新するために、このビジュアルで使用されているフィールドのデータ型の変更が多すぎます。フィールドのデータ型を調整するには、現在のデータ型を編集または置換します。」

DynamoDB 側で型を変更することは困難なため、データセット上で型変換を実施したいのですが、どのようにすればエラーを解消できるでしょうか。

どう対応すればいいの?

本エラーは、データセットの編集でフィールドの型変換した情報が、分析側に反映されなかった場合に発生する模様です。

2 つの状況で、データセットへの変更により問題が発生する可能性があります。1 つは、意図的にデータセットを編集する場合です。もう 1 つは、データソースが変更されてそれに基づく分析に影響を与える場合です。
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重要
本番稼働用環境で使用される分析は、正常に機能し続けるように保護する必要があります。
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・データセットを編集するときは、既存のビジュアルが壊れるような変更を加えないようにします。例えば、ビジュアルで使用されている列を削除するなどです。列を削除する必要がある場合は、その代わりに計算列を作成します。置き換え後の列は、元の列と同じ名前とデータ型にする必要があります。

本エラーの解消にあたっては、以下の方法をお試しください。

■ エラーの解消方法

1. データセットを複製して型変更をしたデータセットをもとに、新しい分析を作成する
2. データセットの型を置き換えずに新たなフィールドを作成し、分析内で新規のビジュアルを作成した後に、既存のビジュアルを置き換える

データセットの複製に関しては、下記ドキュメントをご参照ください。

また、データセットの変更は、バージョニング機能からバージョンを戻すことが可能です。
一時的にデータセットを前のバージョンに戻して本エラーを解消されたい場合には、こちらの方法もご検討ください。

Amazon QuickSight でデータセットに対する変更を保存して公開すると、データセットの新しいバージョンが作成されます。そのデータセットの以前に公開された全バージョンのリストは、いつでも確認できます。その履歴内にある特定のバージョンをプレビューしたり、必要に応じてデータセットを以前のバージョンに戻したりすることも可能です。

参考資料