「次回の定期メンテナンス期間中に適用」で指定した設定変更内容を AWS CLI で確認する方法

「次回の定期メンテナンス期間中に適用」で指定した設定変更内容を AWS CLI で確認する方法

Clock Icon2022.02.19

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困っていた内容

RDS 設定変更時に「次回の定期メンテナンス期間中に適用」で指定した設定変更内容を確認したいのですが、AWS CLI で確認する方法が分かりません。
「次回の定期メンテナンス期間中に適用」で指定した設定変更内容を AWS CLI 上で確認する方法を教えてください。

結論

AWS CLI のdescribe-db-clustersコマンド、またはdescribe-db-instancesコマンドのPendingModifiedValuesを見ることで、メンテナンスウィンドウでの実施を指定した設定変更内容を確認することができます。

describe-db-clusters — AWS CLI 2.4.1 Command Reference

PendingModifiedValues -> (structure) A value that specifies that changes to the DB cluster are pending. This element is only included when changes are pending. Specific changes are identified by subelements.

describe-db-instances — AWS CLI 2.4.1 Command Reference

PendingModifiedValues -> (structure) A value that specifies that changes to the DB instance are pending. This element is only included when changes are pending. Specific changes are identified by subelements.

やってみた

(1)マネジメントコンソール上で RDS MySQL を作成

(2)describe-db-instances で項目 PendingModifiedValues の値に表示がないことを確認
PendingModifiedValuesの初期値を確認します。

(3)マネジメントコンソール上で設定変更(インスタンスクラスを db.t3.micro から db.t3.small へ変更)を「次回の定期メンテナンス期間中に適用」指定で実施

(4)describe-db-instances で項目 PendingModifiedValues を確認
マネジメントコンソール上で実施した設定変更内容が、PendingModifiedValuesの値に反映されているか確認します。


指定した設定変更内容が、db.t3.small へのインスタンスクラス変更であることを確認できました!

(5)マネジメントコンソール上で追加の設定変更(ストレージ容量を 20 GiB から 50 GiB へ変更)を「次回の定期メンテナンス期間中に適用」で指定して実施
更に設定変更を追加してみます!

(6)describe-db-instances で項目 PendingModifiedValues を確認

追加の設定変更内容もPendingModifiedValuesの値に反映されているか確認します。  

追加で設定したストレージ容量変更( 50 GiB への変更)もPendingModifiedValuesの値に反映されていることが確認できました!!!

まとめ

普段はあまり注目することのない項目PendingModifiedValuesが良い仕事をしてくれます!
マネジメントコンソール上の「保留中の変更」を見ればいいなんて野暮なことは言わないでくださいw

参考資料

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