Amazon Route 53 のレコード作成でエイリアスをオンにすると、TTL が設定できなくなるのはなぜですか

Amazon Route 53 のレコード作成でエイリアスをオンにすると、TTL が設定できなくなるのはなぜですか

2025.10.03

困っていた内容

Amazon Route 53 のレコード作成でエイリアスをオンにすると、TTL が設定できなくなってしまいます。
どうやって設定すればいいのでしょうか。

どう対応すればいいの?

Amazon Route 53 のエイリアスレコードにおける、仕様制約となります。
エイリアスレコードが AWS リソース(ロードバランサー、CloudFront、S3 等)を指している場合、TTL 値を手動で設定することはできません。

エイリアスレコードの TTL 値は、AWS リソースごとに以下のような値となっています

  • CloudFront: 60 秒
  • Elastic Beanstalk: 60 秒
  • Elastic Load Balancing (ELB): 60 秒
  • S3: 3 秒

なお、TTL 値を制御する必要がある場合は、エイリアスレコードではなく CNAME レコードの使用もご検討ください。
ただし、エイリアスレコードと CNAME レコードには機能や制約面での違いなどがあるため、下記のドキュメントを参考に比較検討ください。

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGuide/resource-record-sets-choosing-alias-non-alias.html

参考情報

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/Route53/latest/DeveloperGuide/resource-record-sets-choosing-alias-non-alias.html

エイリアスレコードが AWS リソースを指している場合、有効期限 (TTL) を設定することはできません。Route 53 はリソースのデフォルト TTL を使用します。

https://dev.classmethod.jp/articles/amazon-route-53-alias-ttl/

まとめると以下でした

  • CloudFront:60 秒
  • Elastic Beanstalk:60 秒
  • Elastic Load Balancing(ELB):60 秒
  • S3:3 秒

ALIAS レコード利用時は上記の TTL になります。

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