WorkDocsサイトのバックアップを取得する方法について
この記事はアノテーション株式会社 AWS Technical Support Advent Calendar 2021のカレンダー | Advent Calendar 2021 - Qiita 2日目の記事です。
困っていた内容
故障など万が一に備えてWorkDocsサイトのバックアップ取得を検討しており、何かあった際はその時の状態に戻せるようにしたいと考えております。
取得する方法はありますでしょうか?
どうすればいいの?
AWSドキュメント確認
下記ドキュメント確認しましたところ、以前は Amazon WorkDocs Backup といった機能がありましたが、現在はこの機能は提供しておりません。
Amazon WorkDocs管理ガイド変更履歴 - Amazon WorkDocs
変更:Amazon WorkDocs のBackup
Description:コンポーネントがサポートされなくなったため、Amazon WorkDocs 管理ガイドから Amazon WorkDocs Backup ドキュメントが削除されました
日付:2021年6月24日
取得方法
上述の通り、2021年6月24日よりWorkDocs ではバックアップの機能は削除されました。
そのため、バックアップをご希望の場合は以下ドキュメントに従って、AmazonWorkDocsからAmazonS3にファイルを自動的に同期する方法をご検討ください。
Automatically sync files from Amazon WorkDocs to Amazon S3 | AWS Storage Blog
In this post, we walk you through setting up an auto-sync mechanism for synchronizing files from Amazon WorkDocs to Amazon S3 using Amazon API Gateway and AWS Lambda. This enables you to be flexible and pay for only the > compute time you consume without needing to pre-plan. This tool enables end users to focus on analyzing data and avoid manual efforts for file movement from Amazon WorkDocs to Amazon S3, saving them time thereby > improving overall productivity and efficiency.
A common approach to automatically syncing files from Amazon WorkDocs to Amazon S3 is to set up an auto-sync tool using a Python module in AWS Lambda.
設定手順について簡単にまとめました。
- 1:AmazonWorkDocsフォルダーの作成
- 2:AmazonS3コンポーネントのセットアップ
- 3:AWS SystemsManagerパラメータストアの作成
- 4:AmazonSQSキューの設定
- 5:Amazon APIGatewayのセットアップ
- 6:Pythonを使用したAWSLambdaコードの構築
- 7:WorkDocs通知の設定
- 8:ソリューションのテスト
注意事項
上記の方法はAmazonWorkDocsからAmazonS3へのファイルの自動同期メカニズムを設定するのに役立ちます。 このソリューションを拡張するその他の方法については、次の要因も考慮してください。
- WorkDocsドキュメントがコラボレーションのためにロックされている場合、ドキュメントのロックを解除または解放した後にのみ、AmazonS3に同期されます。
- データを非公開に保つために、S3ブロックパブリックアクセスをオンにすることをお勧めします。
- Lambdaコードを拡張してファイルをチャンクにストリーミングし、メモリ使用率を向上させ、大きなファイルを処理することができます。
参考資料
[1]よくある質問 - Amazon WorkDocs | AWS
[2]料金 - Amazon WorkDocs | AWS