[アップデート]Strands AgentsでTypeScriptがサポートされました

[アップデート]Strands AgentsでTypeScriptがサポートされました

2025.12.04

はじめに

以下のアップデートによりPythonのAIエージェントフレームワークであるStrands AgentsでTypeScript(JavaScript)がサポートされ、プレビュー版として発表されました。

https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2025/12/typescript-strands-agents-preview/

代表的なTypeScriptフレームワークとしてはMastraがありますが、今後はStrands Agentsも選択肢の一つになりそうです。

やってみた

まずはじめにパッケージインストールを行います。

bun init -y
bun add @strands-agents/sdk   

インストールが完了したら早速実装を進めていきます。
「わずか数行のコードでAIエージェントを構築・実行できるフレームワーク」を売りにしているので、以下のようにシンプルな記述で実装してみます。

agent.ts
import { Agent } from "@strands-agents/sdk";

const agent = new Agent()

const result = await agent.invoke('AI Agentって何?')
console.log(result)

AWSの認証情報を.envに設定しておきます。

.env
AWS_ACCESS_KEY_ID=your-access-key
AWS_SECRET_ACCESS_KEY=your-secret-key
AWS_DEFAULT_REGION=us-east-1

諸々の準備ができたので、agent.tsを実行してみます。

bun run agent.ts

# AI Agentとは

**AI Agent(AIエージェント)**は、自律的に目標を達成するために行動できるAIシステムのことです。

## 主な特徴

1. **自律性**
   - 人間の指示を待たずに、自ら判断して行動できる

2. **目標指向**
   - 与えられた目標に向かって、複数のステップを計画・実行

3. **環境との相互作用**
   - 外部ツールやAPI、データベースなどにアクセスして情報収集や操作を行う

4. **反復的な問題解決**
   - 結果を評価し、必要に応じて戦略を修正

## 具体例

- **タスク実行型**: 「旅行プランを立てて」→ 予算調査、フライト検索、ホテル予約まで自動実行
- **コーディング支援**: バグを見つけ、修正案を提案し、テストまで実行
- **リサーチアシスタント**: 複数の情報源から情報を集め、分析してレポート作成

## 従来のAIとの違い

- **ChatGPT(通常)**: 質問→回答(1回のやりとり)
- **AI Agent**: 目標→計画→実行→評価→修正→完了(複数ステップを自律実行)

最近注目されている技術分野です!AgentResult {
  type: "agentResult",
  stopReason: "endTurn",
  lastMessage: Message {
    type: "message",
    role: "assistant",
    content: [
      [Object ...]
    ],
  },
  toString: [Function: toString],
}

問題なくレスポンスが返ってきました。

まとめ

今回はStrands AgentsでサポートされたTypeScriptのプレビュー版を触ってみました。
元々Strands Agentsというフレームワークが好きだったので、TypeScriptでMastraに代わる選択肢が出てきて嬉しい限りです。
TypeScriptのサポート以外にもエッジデバイスサポート等のアップデートがあったようなので、今後色々試していければと思います。

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