[アップデート] Amazon OpenSearchドメインがIPデュアルスタックをサポートしました

こんにちは。サービス開発室の武田です。Amazon OpenSearch Serviceにおいて、既存/新規ドメインにIPv6を使用できるオプションが追加されました。
2023.10.30

こんにちは。サービス開発室の武田です。

Amazon OpenSearch Service(旧Elasticsearch Service)において、既存/新規ドメインにIPv6を使用できるオプションが追加されました。これによってIPv4/IPv6デュアルスタックがサポートされます。OpenSearch Serviceは、AWSが提供するOpenSearchのマネージドサービスです。

新規ドメインで有効化してみた

新規にドメインを作成する画面では、ネットワークを設定する項目で選択できます。推奨はデュアルスタックモードとなっています。

VPCアクセスではなく、パブリックアクセスでも同様にモードを選択できます。

そしてできあがったのがこちらです。

ドメインエンドポイントそれぞれのIPアドレスを確認してみました。まずはIPv4のエンドポイントです。

$ dig search-test-domain-ho3od2nxpodjfw3blzcnsjemmm.ap-northeast-1.es.amazonaws.com +short
52.199.22.230
52.197.196.157

続いてIPv6のエンドポイントです。

$ dig search-test-domain-ho3od2nxpodjfw3blzcnsjemmm.aos.ap-northeast-1.on.aws aaaa +short
2406:da14:b0:3382:173f:6b0b:7c70:eb55
2406:da14:b0:3382:5c4e:1906:ee63:d66b

きちんと引けていることが確認できました。IPv4のドメイン名にはesと、Elasticsearch Serviceだったころのなごりが残っていますが、IPv6ではaosと新しいドメインになっていますね。

既存ドメインでは

新規ドメインについてデュアルスタックオプションを確認しましたが、既存ドメインではどうでしょうか。既存ドメインでは、クラスター設定の編集から変更できます。アクセスしてみると次のような設定画面が見つかるはずです。

ちなみに、「IPv4のみ→デュアルスタックモード」の変更は見てもらったように簡単にできますが、 「デュアルスタックモード→IPv4のみ」の変更はできません 。これが問題になることはおそらくないはずですが、ポイントとして押さえておきましょう。

まとめ

これまでIPv4のみ対応していたOpenSearch ServiceがIPv6に対応しました。最近OpenSearch Serviceのアップデート多いですよね。