[アップデート] AWS Elemental MediaConnect でエンタイトルメントの一時停止が可能になりました

AWS Elemental MediaConnectのエンタイトルメントを無効化できる様になりました
2020.07.29

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こんにちは、大前です。

今日は AWS Elemental MediaConnect(以下 MediaConnect) に関するアップデートをお知らせします。

Pausing entitlements now available in AWS Elemental MediaConnect

 

TL; DR

  • MediaConnect で設定したエンタイトルメントの無効化機能が追加されました
  • 今までは無効化機能がなかったので削除するしかなかった
  • 必要に応じてエンタイトルメントを無効化出来る様になったため、管理が容易になった

どんなアップデートか

前提知識

MediaConnect の機能の1つとして、他 AWS アカウントに映像リソースを共有出来る、というものがあります。

 

上記を行う際に MediaConnect 上でエンタイトルメントという設定項目を作成する必要があります。

今回のアップデートはこのエンタイトルメントを一時的に無効化出来る様になったという内容になります。

 

何が嬉しい?

エンタイトルメントを設定する事により他 AWS アカウントに映像ソースを共有できますが、共有を一時的に止めたい場合もあります。

その場合、今まではエンタイトルメント設定を削除し、必要になったらまた作成し直すしかありませんでした。地味に手間ですよね。

 

それが、今回のアップデートでエンタイトルメントを無効化 / 有効化 する事が出来る様になったため、より手軽に他 AWS アカウントへの映像ソース共有の有無を変更できる様になりました。

 

確認してみた

実際に MediaConnect の画面を確認してみます。

 

MediaConnect のコンソール画面より、新規フローを作成します。

今回はコンソール画面に追加された機能を確認したいだけなので、適当に作成します。

 

フローを作成すると下記の様な画面に遷移するので、画面中央の「Entitlements」タブを選択し「Grant entitlement」をクリックします。

 

下記の様な画面が表示されるので、必要な項目を適当に入力して作成(Grant entitlement)を行います。

この画面で入力した AWS アカウント ID に対して映像ソースの共有を許可する形になります。

 

作成後はこの様に Entitlements 一覧に作成したエンタイトルメントが表示されます。

 

今回のアップデートで、Entitlements のメニューに Disable が追加されています。

作成したエンタイトルメントを選択した状態で Disable を実施してみます。

 

ポップアップが出るのでそのまま続行。

 

エンタイトルメントが無効化されました。Status 欄も "Disabled" になっている事が確認できます。

再度有効化する場合は、先ほど Disable だったボタンが Enable になっているため、ここから有効化できます。

おわりに

AWS Elemental MediaConnect のアップデートを紹介しました。

小さなアップデートですが、毎回削除→作成をしなくて良くなるのは良い事ですね。

 

以上、AWS 事業本部の大前でした。

参考