[アップデート] AWS Elemental MediaStore で低頻度アクセスストレージ(MediaStore-IA)が使用出来る様になりました!

AWS Elemental MediaStoreに低頻度アクセスストレージオプションが追加されました!アクセス頻度が低いオブジェクトの保管コストを下げる事が出来ます。
2020.04.21

こんにちは、大前です。

AWS Elemental MediaStore で低頻度アクセスストレージ(MediaStore-IA)が使用出来るようになりましたので、お知らせします。

AWS Elemental MediaStore adds lower cost infrequent access storage tier

どんなアップデートか

概要

MediaStore は今まで単一のストレージオプションしか存在しませんでしたが、今回のアップデートにより、低頻度アクセス用のストレージ階層(MediaStore-IA)が追加されました。

S3 で提供されているストレージクラスと同様の仕組みが MediaStore にも追加された感じですね。

Amazon S3 ストレージクラス

 

S3 の低頻度アクセスストレージオプションと同様に、あまりアクセスする事がないオブジェクトを MediaStor-IA に移すことでコストの削減が期待できます。

また、一度 MediaStore-IA に移したオブジェクトは標準ストレージに戻すことが出来ないので、注意しましょう。

MediaStore-IA の使い方

MediaStore コンテナのライフサイクルポリシーを使用する事で、特定のオブジェクトを MediaStore-IA に移動させる事が出来ます。

 

公式ドキュメントに記載のある例を取り上げて、具体的な記法を説明します。

Lifecycle transition

{ 
    "rules": [
        {
            "definition": {
                "path": [ 
                    {"prefix": "AwardsShow/"}
                ],
                "days_since_create": [
                    {"numeric": [">=" , 30]}
                ]
            },
            "action": "ARCHIVE"
        }
    ]
}

"action" : "ARCHIVE" と指定する事で、ルールに合致するオブジェクトは MediaStore-IA に移動されます。

"path" や "days_since_create" 等については、ライフサイクルルールでオブジェクトを削除する時などと特に変わりません。

料金について

MediaStore-IA を使用した際の料金をチェックします。

そのうち反映されると思いますが、本記事執筆時点では日本語ページには MediaStore-IA の料金が載っていない為、English ページに切り替えて確認ください。

AWS Elemental MediaStore Pricing

保管料金

標準ストレージと比較し、約20%ほどお安く使えるようです。

Storage Class Price
Storage (Standard) $0.025 per GB
Storage (Infrequent Access) $0.019 per GB

リクエスト料金

一方で、低頻度アクセスストレージからデータを取り出す際には、標準ストレージよりも高い費用が発生します。

料金表を見る限り、MediaStore-IA への移行にも料金が発生する様です。

Storage Class PUT, DELETE, LIST Requests GET and all other Requests Lifecycle Transition Requests Data Retrieval
Standard $0.0047 per 1K requests $0.00037 per 1K requests $0.0000 per 1K requests $0.0000 per GB
Infrequent Access $0.0000 per 1K requests $0.0010 per 1K requests $0.0100 per 1K requests $0.0100 per GB

おわりに

AWS Elemental MediaStore で低頻度アクセスストレージ(MediaStore-IA)が利用可能となりました!

今までライフサイクルポリシーでは削除しか出来なかったのですが、「削除はしたくないけど、めったにアクセスされる訳でもないしな...」といったオブジェクトに対して低頻度アクセスストレージという選択肢を選べる様になりました。

料金表を見てわかる通り、リクエスト料金は標準ストレージよりも高くなっている為、文字通り「低頻度アクセス」なオブジェクトに対して使用する様にしましょう。

 

以上、AWS 事業本部の大前でした。

今月はメディア系のアップデートが多いなぁ...