【速報】Amazon Redshiftの次世代ノードタイプ『RA3』が発表されました #reinvent

2019.12.04

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こんにちは!DA事業本部の石川です!

re:Invent2019の12/3のキーノートで発表されたAmazon Redshiftの次世代ノードタイプの『RA3』が発表されました。今回はキーノートの内容を中心にご紹介します。

次世代ノードタイプ『RA3』とは

これまではより多くのHDDを積んだストレージ重視型「DS」と、高速なNVMe-SSDとより多くのCPUを積んだコンピュート重視型の「DC」の2種類がありました。

次世代ノードタイプ『RA3』の特長は、ストレージに「SSD Cache」と「S3」の2つのストレージ組み合わせた構成です。具体的には、参照する頻繁が高いデータブロックはコンピュートノード本体のSSD Cacheにつねに保持して、更新・追加が生じたデータブロックはS3に保存します。

どのような違いはあるのか?

Redshift用の次世代のNitro搭載コンピューティングインスタンスと高帯域幅ネットワーキングで提供されています。アクティブなデータの多くをSSD Cache保持することで、従来のDS(ストレージ重視型HDD〕とDC(高速なNVMe-SSD)の特性を兼ね備えたノードタイプといえます。DS(ストレージ重視型HDD〕と、同じコストで最大2倍のパフォーマンスと2倍のストレージを実現できます。

ユースケース

利用用途は、ストレージ重視型の「DS」とコンピュート重視型の「DC」と中間的な位置づけでありながら、ストレージ重視型の「DS」よりも多くのデータを利用できることになるので、実質的にはストレージ重視型の「DS」の後継になるのではないかと予想されます。

すぐに利用できます!

ノードタイプra3.16xlargeは、48のvCPUs、384 GiBのメモリ、64 TBのストレージとなります。また、一台あたりの利用費がコンピュートノードの利用した時間(1時間ごと)に応じた料金のみとなるのは従来と異なります。2〜128インスタンスのクラスターを作成できます。

まとめ

次世代のNitro搭載コンピューティングインスタンスと高帯域幅ネットワーキングの上に提供された、課金体系も異なるインスタンスタイプです。コンピューティングとストレージが分離されています。最近のS3のAPIコールやIO性能の高さを考えると、Redshiftのデータブロックがイミュータブルである特性を活かし、イミュータブルなオブジェクトの保存に適したS3に保存するのは理にかなっているといえます。

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